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コービー氏の死に見たアメリカ人のメンタリティ

どもmoaiです。

世の中って、なんて不条理なんだ。

NBAのスーパースター、コービー・ブライアント氏がヘリ墜落事故で亡くなった。

昨日の朝、第1報を8時ぐらいに知ると、普段はそこから二度寝するのだが、あまりの衝撃に全く寝られず。

翌日のスポーツ新聞は、コービーの死を1面で報じた。

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コービーとの出会いとか、ツラツラ書く流れなのだろうが、この際そんなのどうでもいい。

レジェンドの死を知らされたNBAの選手たちがとった振る舞いが、深く胸を打ったのだ。

ボストン・セルティックスのインスタをフォローしている。そのアカウントが流したセルティックス対ペリカンズの試合開始直後の映像に目を奪われた。

試合開始を告げるジャンプボールのあと、選手はボールをドリブルすることなく立ち止まり、
24秒バイオレーションの反則を意図的に犯した。

24秒の24はコービーの背番号を意味する。

反則をあえて犯すことで、コービーを追悼したのだ。すると、観客も立ち上がり、静かに拍手をする。選手たちも天を仰ぎ、天国に旅立ったコービーに思いを寄せていた。

この一連の流れの中に、アメリカ人のメンタリティを見た。こういう行為、プレー1つで哀悼の意を示せるアメリカ人の心意気。我々日本人が出せない世界観ではないか。

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まだ他にも、アメリカ人のメンタリティを垣間見た瞬間がある。

親に借金して行った大学4年時のニューヨーク旅行。03年の秋だった。
ワールドトレードセンタービルの崩壊の翌年である。
現場はグラウンドゼロという名に変わり、
亡くなった方の名前が、ボードに書き連なっていた。

目を奪われたのは、その鉄製のボードだった。

「 THE Heros Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ…」

日本人の感覚だと、亡くなった方の名前を
「ヒーロー」として貼り出すことはないだろう。

不慮の事故で亡くなられたとはいえ、アメリカ人はその人たちをあえて「ヒーロー」とたたえることで、哀悼の意を示しているのだ。

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人間、いつ、死に直面するか分からない。

生きながらえてしまった者の使命は、何なのだろう。

そんな僕は、今を一生懸命に生きて行くことで、

今を生を享受している者としての使命を果たして行こうと思う。

合掌

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