「そうか、オイリュトミーは呼吸を作ってくれていたんだ」と腑に落ちた
シュタイナー教育の世界では、幼児から高校生までオイリュトミーというのを必ず行います。これがまた説明をするのがとてつもなく難しいです。外から見ると「表現活動?」「ダンス?」と感じますが、合っているけど違うんです。少なくとも僕の中では、他者のために(見てもらうために)やるものではありませんでした。僕もまだまだ入り口にいる程度なので、詳しい説明は割愛します。
最近自分の動悸が気になっていて、「そういえば、専門の人に身体を見てもらったときに、『呼吸が浅いですね』と言われたなぁ」と思って、そういう自覚をして体を見ていると、確かに浅いと心当たりがありました。深呼吸をしてみると、肋骨があまり広がらないんですね。「あれ?これしか動かない?」って、空気がちゃんと入っていく感じがない。みなさんも試してみてください。
呼吸が浅くなる要因はいろいろありますが、ネットで見ると、「運動不足」「座ってPCに向かうような姿勢が続く」「ストレス」などが上がってきますが、前者2つに心当たりがありありでした。そこでネットで、深く呼吸をするためにエクササイズを始めました。
30分やって、すぐに呼吸が深く、肋骨が広がるのを感じられました。これは昨日のことなので、今日も続けていますが、明らかに吸えるようになっています。そしてそれのせいか?動悸が極端に減りました。不思議。呼吸は心身の健康にとても大事です。今の子どもたちの様々な問題も、呼吸が起因していることも多いでしょう。
そしてふと、オイリュトミーを思い出しました。オイリュトミーをやると、いつも体調がすこぶるよくなっていましたが、今までは「体を動かしたからだ」と思っていました。しかし、ここで、あの瞬間呼吸はどうだったのかと振り返ると、とても深い呼吸をしていたことを思い出しました。
肺ではなく身体で。
身体ではなく心で。
心ではなく空間で。
空間ではなく他者と
そういう呼吸をしていたのですね。
シュタイナー教育ではとにかく「呼吸」というものを大事しています。ここは僕はまだ無知です。でも、文献からはたくさん呼吸について述べられています。コロナでマスク社会になったけど、シュタイナー教育機関はマスクを外す生活に戻すのがはやかったみたいです。さすがですね。
オイリュトミーは本当に素晴らしいと思います。これは僕は生涯やり続けたいと思うようなものでした。
これをお読みの方は、ぜひ一度(というか、連続講座で)体験してほしいです。