続 インクルージョンを実践する場とは
参加しているインクルージョン研究会「あぜみ」では、毎回お願い事項のアナウンスがあります。その中で今回注目したことは、個人的に違和感を感じたらいつでも知らせてほしいと、いうアナウンスです。「差別されたとか、何か違和感を感じたらいつでもお知らせください。私自身のことであれば事務局にご連絡ください。」というような内容でした。最初は驚いたものの、毎回アナウンスしていただけることで、「何かあったら個別にもご相談ができるんだな」とという安心感が広がり、だからこそ、思い切ってディスカッションに参加できることを感じます。
そして、自分自身がコミュニティを運営している時に、そこまでアナウンスができていなかったことにハッとさせられるのです。
初参加の方でも参加しやすい仕掛けとして、お願い事や、自己紹介の時間の設定など多様なことを試していたものの、個人的なご相談を受け付けるというアナウンスができていなかったのです。今思うと、どこかで気持ちの余裕がなかったのだろうと思います。そのような中で、改善のアイデアや個人的なご相談をしてくださった方々がいたのは、感謝の限りです。
今回も多様な方とディスカッションができたことで、知の深化と知の探索がが進み、実りの多いインクルージョンの場となりました。主催者がその場を作る背景からも、学びが続きます。