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ライフロールと就活の関係

スーパーが提唱したライフキャリアレインボーという考え方が、最近見直されています。人生を80年と捉えていたものから100年と伸ばして考えるようになったのです。参考:リクルートワークスのライフキャリア・レインボー

人生が長くなり、働く期間が長くなると、何度かキャリアチェンジを行う方も増えているでしょう。また、数年仕事をしていない時期があったとしても、それほど目立たなくなるのではないでしょうか。

同時に、見直したいのが、ライフロールの種類や長さでです。「家庭人」というロールはどのような状態を指すのでしょうか?結婚の有無や子供の有無にかかわらず、例えばパートナーと過ごすことかもしれないし、シェアハウスで友人たちと過ごしている方の場合のことを含めるという考え方もあるかもしれません。「子供」でいる期間は、親世代の高齢化によって、とても長くなる方が増えるのかもしれません。また、「学生」の期間は、大人になってからも何度も現れることもあるでしょう。


もう一つの視点は、「ライフロールの重なりの状態」です。複数の役割が重なっている時に、どの役割の割合が大きいのか、例えば時間の負担が大きいとか、精神的に大きいなどによって、他のライフロールへはコミットできにくい状態ということもあるでしょう。


例えば、就活を始める時に、介護や地域活動のことが気になって、集中できないということがある。働きたいのだけれど、地域のボランティアの会長ポジションの引継ぎがまだできていなくて…とか、介護について他の兄弟との話し合いの最中で…など。「就活のことで」相談があったとしても、その背景には多様な課題が隠れているのです。

自分でも気づかない間に、あるライフロールの負担が大きくなっていたり、軽くなっているのかもしれません。