30歳、何のスキルもないと思ったら
こんにちは。メンタル脆弱OLまいんです。私は現在30歳。コンサルと言えば聞こえはいいですが、実際やっているのは業務支援やパッケージ導入と言った実行部隊の仕事ばかりです。プロジェクトが変われば今まで学んだ知識の9割は使わなくなり、毎回一から学び直しです。領域問わず短期間で付加価値を出すのがコンサルですからこの働き方について文句はありません。ただこの先もずっとコンサルでいるつもりがないので早く次のキャリアを考えねばと焦る日々です。とは言え私は30代。転職するにしても十分な実務経験やマネジメント経験を問われる年代です。ここまでぼーっとしてたわけではないけど特定の領域の専門性はないしマネジメント経験もなし。このままだとどこにも転職できず現職でも昇進できずで詰むのでは!?と危機感を覚えています。職種は違えど似たような状況の人は多いのではないでしょうか。今回はそんな「私って何のスキルもないのでは…」と悩んだ時の対処法についてのお話です。
1.まずはキャリアの棚卸し
悩む前に、転職エージェントに登録する前に、まずは自分の今までの経歴を文章化して棚卸しをしましょう。自分には何のスキルもないと思っても何かしらの仕事をしてきたことは確かです。単に職務内容やポジションを書き出すのではなく、その職務を通して具体的にどんなスキルを得たのかを書き出しましょう。
2.(昇進を目指す場合)似たような属性の先輩を探す
現職に残り次の職位に昇進したい場合は、まずは昇進要件の把握が必要です。スキルを磨く前に昇進要件を把握することが大事だ、というお話は以前記事を書きました。興味があればご覧ください。
ここでは上記の要件の把握が済んでいると仮定します。次にやるのは自分と似たような属性の人を社内で探すことです。基本は自分より一つ上の職位の方が良いでしょう。その人とコンタクトを取り、ランチでも飲み会でも誘って仲良くなるのです。昇進のためにどんな努力をしたのかインタビューしてください。属性(プロパー/中途、男性/女性、家庭あり/なし)が似た人の方が再現性の高いアドバイスを貰えるはずです。もしかしたらその人がスポンサーになってくれるかもしれません。全く同じスキルセットである必要はありませんから、自分に装着できそうなスキルを見つけたら後は実践あるのみです。
3.(転職を目指す場合)募集要件で部分的に合致する求人を探す
転職を目指す場合、求人は理想とする職務内容を探すのではなく、今の時点で自分が書類通過しそうな募集要項を探しましょう。その際要件に完全一致していなくても問題ありません。差分が他者から求められているスキルだと言えます。それが見つかれば後はその要件を満たすためのスキルアップをすれば良いのです。
求人を探す際の注意点としては、その募集要項がどの職位を想定しているのかも込みで調べることです。自分に合っていると思っても、例えばエントリーレベルであればだいたい社会人〜4年目までのスタッフを想定して企業は求人を出しているので、ある程度の年次の人が募集をしても足切りされてしまう可能性が高いです。基本は今の職位と同等か一つ上で探しましょう。
4.迷ったら取り敢えず英語やっとこ
正直現職で昇進したいわけでも転職したいわけでもないんだよなーと言う方、お気持ち良くわかります。実は私もその部類です。あるいは磨きたいスキルはあるんだけど多すぎて何から手をつけていいか分からないという人もいるかもしれません。そんなときはとりあえず英語力を鍛えておくのがお勧めです。
どんな業界でも英語力があって損することはないです。日本人の中ではまだまだ英語ができるというだけで有利に働く時代です。英語の会議はなくてもメールやドキュメントだけ英語対応が求められることもあります。もし試験のスコアだけ高くてビジネスで使うのは無理、という状態でもスコアがないより断然ましです。ハッタリも一つのスキルになります。何となくキャリアに不安があるならとりあえず英語やっておきましょ!
キャリアの不安は誰にでもいつでもあるものです。仮にスキルアップが上手くいかなかったとしても人生に支障が出るほど問題になるようなことは稀です。チャレンジするだけでも学びはありますから、無理のない範囲でレベルアップしていきましょう。
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