マガジンのカバー画像

半径1mのお金と経済の話

お金や経済の話はとっつきにくく難しいですよね。ここでは、身近な話から広げて、お金や経済、社会の仕組みなどについて書いていこうと思います。 週一回、金曜(土曜かも)に更新します。 …
¥500 / 月
運営しているクリエイター

記事一覧

2024年私の読書ー「不安のインフレ」を抑えるために

この数年、「インフレ」という言葉を耳にする機会が増えた。物価上昇を表す「インフレ(inflati…

田内学
4日前
99

責められる時代を明るくするヒント

2024年の漢字は、「金」だそうだが、個人的には別の漢字が思い浮かんでいた。 「責」だ。自己…

田内学
11日前
82

次なる一手は『お金の不安』対策! 新作執筆&講演スケジュール告知

この記事はマガジンを購入した人だけが読めます

田内学
3週間前
37

少子化対策を語る経済学者の口を塞ぎたい

お願いです。 経済学者の先生、その口を閉じていただけませんか。 思わず心の声が出たのは、…

田内学
3週間前
201

地面師から子どもを守る『合理性』と『幸福度』

深夜の書斎。ひとりパソコンを開き、話題の『地面師たち』をNetflixで見る。 フィクションで…

田内学
1か月前
101

「ご褒美」大臣日本と「実力」長官アメリカ

 末は博士か大臣か。  かつての日本で、有望な子どもたちに向けて使われていた言葉だ。大臣…

田内学
1か月前
78

天丼が食べれない男のインバウンドへの恨み節

ランチを少し奮発しようと思って、近所の天ぷら屋に向かった。平日の昼どきはコース料理だけでなく天丼も何種類か提供していて、なんとか手の届く価格帯なのだ(とはいえ、そば屋の天丼よりは高い)。 店に着くと、外に置かれたメニュー表の上に「本日は予約で満席です」との札がのっている。外国人観光客が多いエリアなので、その影響だろうと思っていると、メニュー表に書かれた「申し訳ございませんが」からはじまる謝罪文に気がついた。 単価の低い天丼メニューは先月に一掃され、ランチもコース料理だけし

恐竜が動く街の人口減少危機

(タイトルは、本文を読んだchatGPTにつけてもらいました) 駅前に立つ巨大な恐竜の像が動き…

田内学
1か月前
96

エネルギー政策の底にあいた穴

永遠に水を汲み続ける罰というものが存在するそうだ。 ギリシャ神話に登場するダナイデスとい…

田内学
2か月前
117

「若者です」から始まるコメントに学ぶ、教育に一番必要なこと

YouTubeのコメントで、教育に一番重要なことを教えてもらった。 「若者です。」から始まるその…

田内学
2か月前
163

ヒゲ脱毛と投資教育 共通する現代社会の闇

ヒゲが生えている男はモテないそうだ。 なんの話やねん。そう思って読んでいるとヒゲ脱毛の広…

田内学
2か月前
116

豚キムチから考える食料自給率

*アエラに連載中の「経済のミカタ」を一部変更して掲載しています* 円安やアメリカ産牛肉の生…

田内学
2か月前
87

「インフレ対策に株式投資」本当に信じて大丈夫?

昨日、『羽鳥慎一モーニングショー』に出演したとき、大谷選手の活躍についてコメントを求めら…

田内学
3か月前
223

伏線を張る男と総理大臣までの距離

小説の伏線は、最後の章で回収されることが多い。 ページが残りわずかになると、読者は心を動かす準備をする。 しかし、現実の人生はそんなにうまくいかない。 放置されたままの伏線もあるし、中途半端な結末に終わることもある。 そして、二度回収されることもある。 以前にもnoteで書いた話だが、最近二回目の伏線回収があったので、再び書きたいと思う。 彼に出会ったのは、今から5年前、2019年の夏だった。 カリスマ編集者が張った伏線 僕は原宿にある佐渡島さんのオフィスを訪れてい