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Bamboo Mackieの竹ひご作り・編みblog

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竹ひご作り、編みのアトリエBamboo Mackieのモノ作り。 毎月3回、アトリエオープンで竹ひご作り、かご編みを教えています。 詳細はhttp://nakajomakiko.…
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記事一覧

手提げかご

竹かごバッグ作りの2作目は手提げかご。2022年2月作。 以前に作ったカゴは、どうあっても「買い物かご」なのだやはり。 もちろん買い物かごもいいのだけれど、普段に持ち歩けて、ノートなんかも入れられて、と思うとやっぱり違うタイプのかごが作りたくなる。 そんなところに見つけたこの本。 以前作った買い物かごの本と同じ作者によるもので、B5の入る手提げカゴの作り方が載っていた。(新装版が出てた!中身は一緒みたい) 読むと、このかごを作るにはかごの胴体を編むための木枠を作る必要

六つ目編みコーヒードリッパーの編み方

工房仲間でコーヒードリッパー作りが流行っている。みんな一度は作りたい、と思うんだよね〜きっと。 私はひとまず六つ目編みで編んで持って行ったのだが、同じ六つ目でも人によって編み始め方とかが違ってびっくり。 そして他人の編み方は自分には恐ろしく難解だったり、自分が編んだ方法を人に伝えようとしたら、なんと自分でも再現できなかったり???と面白いことになっているので、今の段階での作り方を書いておこうと思ったのだった。 他にも、こんなやり方があるよ、この方が作りやすいよ、というや

竹の珈琲ドリッパー・六つ目編み

最初に目にした竹の珈琲ドリッパーの写真は、網代編み。 うっとりするほど美しく細かく円錐形が編まれていた。 ドリッパーといえばプラスチックか陶器か木か、または針金をぐるぐると螺旋状に巻いたものとかがあるけれど、竹である。 編むという意外感と、竹素材という身近さと、網代編みの繊細さおしゃれさがとがなんともこう溶け合って、雰囲気抜群! 私が竹細工をやると言うと、2番目に多く言われるセリフが「コーヒードリッパー作って!」だったりするのも納得である。 そう、雰囲気はものすご〜〜

青竹の買い物カゴ

竹細工を始めたいと思う時の憧れは「手提げカゴ」ではないだろうか。 工房の男性に尋ねたら「いや〜全然興味がない。持たないしね」と言われてしまったけれど。 女子は年代を問わず「竹の手提げかごやバッグ、いいですよねぇ〜!いつか作りたいんです〜!」と決まってついつい盛り上がる。 私も、竹細工を始めたからには、物を入れて出かけられるタイプの竹の手提げカゴをもう作りたくて作りたくてたまらず。 図書館で借りた本にこの買い物かごの作り方が載っているのを発見してからは 仕上がるかどう

六つ目編み鍋敷き

私が竹細工を始めたのは2019年の12月。 この鍋敷きを初めて作ったのは、2020年の11月。 始めた頃、工房の作品を色々見て、あれもコレも作りたいなぁ、と思ったものの中にこの鍋敷きもあった。 使うひごも6本しかないし、六つ目ひとつ編むだけ。 一見初心者向きかと思いきや、よく見るとひごの厚さを3or4枚に剥がなくてはならない。 まだムリ!と、なかなか手が出せずにいたが、ちょうどひごを2枚に剥いで編むざるを作った後だったので、チャレンジ時だ!と思ったのである。 厚みのあ

四つ目編み盛り皿

オリジナルデザインでざるを作ろうとすると、仕上げるところまで行くかどうかが微妙となる。今回は確実に素早く仕上げたかったので「竹工芸『編組工芸』図面集」から作品をチョイス。 直径250ミリ。四つ目編みの編み地、縁は3ミリの皮籐で流し巻き。 四つ目編みは大体ひごの幅がが広いものだけれど、これは8ミリ。 竹ひごの幅があると、竹の生えていた元の姿が想像しやすい感じがする。 編み目もシンプルだから、素朴さも醸し出されて、それはさじ加減一つで野暮ったさともなりえるなぁと思ったりする

梅干し干しざる・四角

オーダー本番! 梅干しが2キロくらい干せそうなざるが、完成しました。 50センチ×30センチの高さが9センチ 丸いざるよりもしまい易いよね、ということでの四角いざるのオーダーだったけど、かなり大きめ。こんな大きくて、だ・大丈夫かしら。 編み地は、二目とび網代編み 皮目のひごと身ひごを使ったら、タータンチェックのような柄に。 これも乾燥して乾くと同じ色になってしまうのですけどね。 しまっておいて日に当てなければ、かなり色は残ったりもしますが。 身ひごを今まであまり使ってこ

梅干し干しざる・丸

梅干し干しざる、そのうち作って梅干し干したいよねぇ、と思っていたら今年、友人がオーダーしてくれた。 50センチくらいの、というご希望だったのでどんなのにしようかと本など見たりして、もみ通しざる、と言うのがよさそうと見当をつけた。 真ん中が四つ目編みで、四方がござ目編み。 縁がかなり鋭角に立ち上げてある。 説明には3本から5本立ちひごを折り曲げる、とある。人に聞いてみると「足で踏んで入れるんだよ、ひごが折れても」と、おっしゃる。 全くイメージがわかないまま、ひとまず編み