人生で1番しんどかった、ボート部時代の話④はじめての公式戦
こんにちは、まさみです。
高校のボート部時代のお話、4回目にしてやっと大会に出ます!
ボートの大会はどうやって競うのか?
まだまだ日本では馴染みの薄いボート。
私も入部するまではどんなふうに競うのか、まったく想像できませんでした。
高校生の大会では、川、湖など流れや波がない場所に、直線で6〜8レーンが設置されます。
「atention」「go」(日本語で言うヨーイ、ドン)の号令で一斉にスタートし、着順を競います。
1回のレースで漕ぐ距離は、基本的に1000m。
3月に行われる全国選抜だけが2000mでした。
はじめての公式戦は、シングルで出場
艇に乗れるようになってから小さな大会はちょこちょこ出ていましたが、9月になると初の、全国まで続いた公式戦が始まりました。
いわゆる"新人戦"です。
それまでは4人で漕ぐクォドルプルでの出場でしたが、新人戦では始めて、1人乗りのシングルでの出場!
先輩たちや他のメンバーがスタートまでの時間管理をしてくれたり、アップのメニューを考えてくれたり、声をかけてくれたりしてくれることはなく、全部1人で進めます。
完全に1人で大会に出るのは初めてで、朝からともかく不安だったのを覚えています。
周りと自分との力量の違いもよくわからず、とはいえ出るからには結果もほしい。
ということで、新人戦の時のテーマは
「やることはやってきたから、まわりに抗えるだけ抗おう!」
でした。
(艇に乗って、スタート地点に向かいながらレース直前に決めました、今思うと遅い)
でもこの意識に切り替えてからは、最大限やって出た結果が今の実力だからしょうがない、と吹っ切れた状態に。
1人で漕ぐ1000mはそれはそれは長くて、後半太もも破裂する!と思うほどでしたが、
メンタル的には変に力まず落ち着いて漕ぐことができました。
いい意味でびっくりなビギナーズラック
初の公式戦、初のシングルでのレース。
結果は…
なんと女子シングルで静岡県2位!
中部大会出場決定!
予選から決勝までぽんぽんと進んではじめて1人で表彰台に立ちながら、自分でもびっくり。
そもそもの競技人口は少ないし、いきなり県大会だし、力のある選手はクォドルプルに出ていたのでラッキーではありましたが。
それでも、1人で漕ぐという全責任が自分にある状態でいい結果が出たことは、自分できるじゃん!とその後の自信に大いにつながりました。
その時やれることを全部やってるかどうか、
やってるんなら開き直っていいイメージだけ持つこと、
は新人戦で学んでその後の大会でもずっと大切にしてきたことです。