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愛される秘訣は?工場全焼から復活したカヌレの名店、ドミニクドゥーセの店

こんにちは、まさみです。

私、焼き菓子が大好きでして。
中でもフロランタンとカヌレが特に好きでして。

最近駅前で、カヌレのポップアップショップが出ていました。
気になって見てみたら、ずっと気になっていたカヌレの有名店、ドミニクドゥーセの店!

何が気になっていたって、味はもちろん、今年5月のカヌレ工場全焼から復活したこと。

ということで、お客さんからの愛され力がものすごいカヌレの名店、「ドミニクドゥーセの店」をご紹介します。

ドミニクドゥーセの店とは?

フランス出身のパン職人、ドミニクドゥーセさん。
1987年、鈴鹿サーキットでのF1開催を機に、サーキット内のベーカリーレストランのシェフとして来日しました。

そのまま日本に「ドミニクドゥーセの店」をかまえ、1992年から約30年、地元の人たちに愛されてきました。

"フランス風ではない、本当のフランスの味を届ける"をモットーにしたお店では、本場のパンやお菓子が販売されています。

そしてこのお店の看板商品が、カヌレ!
十数年前ブームになり、最近また流行りだしたフランスの伝統菓子です。

王冠型をした、手のひらサイズの茶色い焼き菓子。
外はほろ苦く香ばしく、中はほのかな甘さのもっちりした生地。
甘さとほろ苦さ、カリッとした表面としっとりな中身のコントラストで、何個食べても飽きないんです!

(カヌレについて語りだすと長くなりそうなので、次に進みます…)

工場全焼からの復活

そんなドミニクドゥーセの店のカヌレ。

全国的にも有名で、モンドセレクション最高金賞受賞、全国の百貨店の催事でも販売されてきました。

そのカヌレの工場が、2021年5月、全焼。

建物、機材、材料などが燃え、特注で作ったカヌレの型も熱でほとんどが変形してしまったそうです。

炎に包まれる工場を見ながら、
『私の人生が燃えていく…』
そんな感覚だったというドミニクさん。

コロナで大変だった時期をなんとか乗り越えてきた先の災難。
想像できないほどのショックだったと思います…。

ただ、ドミニクさんはそこで立ち止まらず、再建のためのクラウドファンディングを開始しました。

私もクラウドファンディングをやっていたことは最近知ったのですが、目標額1500万円に対して、なんと2000万円以上が集まったたのこと!

2000人以上の人が協力し、お金が集まり、今は私の最寄駅でもカヌレを販売してくれるまでになりました。

本当によかった…!
そしてカヌレ、本当に美味しかった♡

継続とファンづくり

クラウドファンディングのページも拝見しましたが、ドミニクさんの誠実で、真面目な人柄が文章からも伝わってきました。

故郷から遠く離れた場所で、鈴鹿の人たちへ心を込めてものづくりをしてきた方なんだろうなと。

そうやって積み重ねてきた30年近い年月が、本当に大変な時に力になって返ってきたんだろうなと思います。

商売は、何をどうやって売るか?に目がいきがちかもしれませんが、最後はやっぱり人対人。
自分のことを応援してくれる人、一緒に頑張ってくれる人がどれだけいるか。

相手のことを思ってひとつひとつ積み重ねていく行動が信頼につながり、想いに賛同した人がファンになる。

ドミニクドゥーセの店のカヌレが復活する姿を見ていて、改めて人を大切にすることのパワーを感じました。

私もファンの1人として、これからも応援していきます!

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