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パンがなければお菓子を食べればよろしくてよ。
ボンジュール。ボンソワール。ボンヌイ。
ムシューetマダム。
劇場アニメ新作「ベルサイユのばら」見て参りました。
見るか?見ないか?考えてたら上映第3週目になってた。
なんで見るか見ないかを迷うかというと実写版「ベルサイユのばら」をその昔にビデオで見て相当激しいダメージ食らってるからです。男装した美しい女性が軍人として生きる人生ってフランス人監督からするとあり得ないことなんだなと冷水ぶっかけられたような気分で。
初めて見たのは旧アニメのベルばらでした。なので原作改変はある程度受け入れてる勢のひとりではあったんです。でも男装の麗人、女性が男として生きる、そこにばかり意識がいくと原作の良さが伝わらない。
愛に生きるというのはもちろんなんですけどオスカルの愛を成分分解すると友愛というか人間として正しく、弱きを助け強きを挫く魂の美しさが容姿の美しさに勝るような気がするんで。女優さんという女性美の極めている方が演じると漫画のオスカルと真逆の姿といいますか。
性別を超えた美の化身ですよね。
ある意味日本でしか生まれないキャラクターなんだと思う。
アンドレとオスカルは主従と同志との間を揺れ動くところが時代を超えて不変の魅力だとわたしは思う。
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こうして50周年の今アニメ新作が生まれ、その瞬間に立ち会えた奇跡に感謝します。