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ヴィーガンは環境に良いのか

最近こんなことを考えるようになった。

私のベジタリアン変遷

ちょうどその頃は、コロナが蔓延し始めたときで、家で過ごす時間が増えた。

栄養は取れるのか、毎日同じようなものにならないか?そんな不安もあったけど、時間だけはあったから意外とすんなり始めることができた。

もちろん今まで普通に食べてきていたのだから、当然の報告に戸惑う人もいた。親にも軽くあしらわれたし、友達にも理解してもらえないことも多々あった。

でも、気づけば3年経って、少しずつ受け入れてもらえるようにもなった。

「あー本気だったんだ。色々教えて。」、「私もできるだけ食べない選択をし始めたよ」
そんな少しずつ興味を持ってもらえてる感覚はすごく嬉しかった。

3年間の中で、肉も魚も動物製のものは全く食べないヴィーガンをしていた時期もあれば、魚は食べるペスカタリアンをしていた時期もある。

我慢するのはサステナブルではないから、ほどほどに自分の身体に1番合う方法でこれからも続けたいと思っている。

ベジタリアンとの出会い

ベジタリアンやビーガンの人の価値観には様々な背景がある。
①宗教
②動物愛護
③環境問題
④身体にいいものを取り入れたい

だいたいこの4つに分類されるのではないか。

私がベジタリアンを始めたきっかけは、当時西洋医学的には何の問題もないと言われつつも、毎日謎の胃痛に悩まされていたとき、ベジタリアンのインド人に出会ったこと。

彼はヨガを教えていて、そのつながりで出会った。
南インドはベジタリアンが主流で、その言い伝えなどを教えてくれた。

消化にいい順番は
野菜→魚→鶏肉→豚肉→牛肉
だから、身体に優しい生活で肉は食べないんだと。

私は妙にすっとこの言葉が心に響いた。そして野菜だけにしてみた時の心が穏やかになった感覚はあーこれだって思った。
(実は医学的には肉が1番消化にはいいらしい(笑))

He is also vegetarian☺️💓

それはさておき、きっかけは心と身体の健康から始めたんだけど、段々と環境問題にも意識が向き始めた。

これはまた別の友人がこの分野に詳しかったことが影響している。

それで、牛肉のゲップに含まれるメタンが大気汚染につながってることとか、わざわざ森林破壊してまで家畜を育てている場所を増やしているとか。大気汚染、土壌汚染。色々な問題が山積みの世界。

そういうことを知って、ますますお肉は食べれないなぁってそう思ってきた。

ヴィーガンは環境にいいのか

大豆を使ったソイミート、コンビニでも外食店でも見かけるようになった。

お肉を使っていない"ヘルシー"な食材と呼ばれたりもしている。

代替製品に頼れば環境にいいのかって話。

私はそうだとは思っていない。

むしろそれなら有機のエサなどで育てられたお肉の方がよっぽど環境にいいのではないか?

もし世界中の今、肉を食べている人が全員大豆を食べれば地球は助かるのか?
って言われたらそういうことでもない気がする。

もしそうなったところで、その大豆も大量生産するために農薬を大量に使って育てていたら、
大地は汚れるし、農家さん達にとっても良くないのでは?

それにお肉を食べたい人はストレスフルじゃないか?

結局環境にもヒトにも負荷がかかってしまうのではないかと思う。

使われている大豆が、全て有機で農薬も使わずに栽培されていれ、自然の循環で回せていればいいのだけど。

結局のところヴィーガンが環境にいいかどうか、答えはイエスでもノーにでもなりうる。

サステナブルに自分の心に従って生きる

多種多様な価値観が共生している現代。
食べたいものや自分が購入するものは"自分で選ぶ"ことが大切だ。

適当に選ぶのではなく、私たち消費者が自分にとってベストなものを選択する義務があるのだと思う。

自分だちのためにも。

私はこれからも有機にこだわった野菜があり続ける限りベジタリアンを続けていくし、化粧品なども全て無農薬、アニマルフリーのものを選んでいくつもり。

ただし、農薬に塗れた野菜しかない時代が来るのであればその時は有機で育った肉食を選択するかもしれない。

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