二次創作物
世の中の全てのものは、二次創作物です。
画家が描いた絵は、絵の具の二次創作物です。
ピアニストが奏でた曲は、ピアノの二次創作物です。
シェフが作った料理は、食材の二次創作物です。
絵の具は、鉱物の二次創作物です。
ピアノは、木の二次創作物です。
食材は、大地の二次創作物です。
身の回りにある全てのものは、何かの二次創作物です。
この世界は、二次創作という入れ子構造でできています。
では、それらの原作者は誰なのでしょう。
地球でしょうか。
地球は、宇宙の二次創作物です。
宇宙は、ビッグバンの二次創作物です。
そしてそのビッグバンは、無から創られました。
ということは、無がこの世界の原作者なのでしょうか。
もしそうだとしたら、とても不思議ですね。
だって、無が何かを創り出したとしたら、それはもう純粋な無ではないということになります。
もしかしたら、ビッグバンを創った無は、ちょっと元気な無だったのかもしれません。
無にも、いろんな性格があるのかもしれないですね。
話が少し逸れましたが、こんなことについて書いているこの文章も、平仮名や漢字という文字の二次創作物です。
遠い昔にどこかの誰かが創ってくれた言葉を使わさせてもらうことで、私は今、noteに文章を書くことができています。
全ての文章は、言語の二次創作物です。
そして、そんなことを考えている私の思考も、きっと何かの二次創作物なのでしょう。
さて、これ以上考えると、自我が崩壊してきちゃいそうなので、今日はここらへんで終わりにします!
新年一発目の記事をお読みいただき、どうもありがとうございました!
今年は、文学フリマに出店しようと思います。ワクワク。
今年も何卒、よろしくお願いいたします。