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自分とは素粒子の風のようなもの

自分って個という物質ではなくて、「空気の中を流れている風みたいなもの」なんじゃないか?と思った。

生まれてから死ぬまで、細胞も心の状態も、ずーっと変化していくわけだし。

物質というよりは、「自分という現象が一時的に発生している」って考えたほうがしっくりくる。

それは、素粒子の風が一時的に人の形をしている状態のようなもの。

きっと僕たちは、人間の形をした風なのだろう。


高度に複雑化した風が、ある時、その流動現象のことを自分だと思い込んでしまった。

素粒子の風が見ている錯覚。そこまでいうとなんか心許ないけど。


脳研究者の池谷裕二さんが以前何かの本で、「脳を解剖しても心は出てこない。それは、車をどんなに分解してもスピードというものが出てこないようなもの」というようなことを言っていた。

心とは、物質ではなくて、何かを思ったり考えるという現象。

やっぱり自分って、風の流れのようなものなのかもなぁ。

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