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#35 高性能すぎる背中センサー〜パパの視点から〜


ついに念願の第一子が誕生した。
出産のことや子育てのことは、これから書き綴っていきたいと思っている。
将来、子供に「あのときこんな感じだったよ。」と
伝えられる日が来るのがとても楽しみだ。
そのときに向けて記録として残していきたい。

『すくわーと』が生まれて一ヶ月がすぎ、
寝かしつけが大変になってきた。
少し前までは、音や光の感覚が鈍く、
気をつけていなくても寝れていたが、
最近ではそうではなくなった。

また、『すくわーと』には、
高性能の背中センサーがあるようで、
抱っこをしないと寝られない、
甘えたがりボーイに進化しつつある。

最近の寝かしつけは、
むぎたが担当することが多い。
沐浴が終わって、パパミルクタイムで
ミルクをたくさん飲みながら、うんちを出したあと、
むぎたが抱っこして『すくわーと』を寝かしつける。


新生児期は、音と光にあまり敏感ではなかった。
近くで話しかけても、音の方向を見たり、
目を合わせたりすることができなかった。
正直、あまりの目の合わなさに
発達に遅れがあるのではないかと
心配になってしまったこともあった。
音への反応もイマイチで、
大きな音が鳴ってもお構いなしだった。
新生児特有のモロー反射で、両手と両足がピクピクと反応し、
寝ていても、起きてしまうことが何度もあった。
寝たいのに反射で起きてしまったときの顔が
これまた可愛らしくて、とても癒された。

最近、音がする方に自分で頭をムニムニと動かして、
顔を向けることができるようになった。
また、大きな音のときには
びっくりしたような仕草ができるようになった。
むぎたが仕事から帰ってきて、
いつものように「ただいま」というと、
声が大き過ぎて『すくわーと』が迷惑そうな顔をしたり、
むぎたのくしゃみが大き過ぎて、
びっくりした顔をしたりしている。

光に関しては、
明るいと暗いがわかるようになり、
暗い部屋から明るい部屋に行くと
眩しそうな目をしたり、
寝るときも暗い部屋の方が寝やすそうな感じがする。
遠くにいるむぎたを目で追ったり、
動いているメリーをジッと見たりできるようになった。

モロー反射も少しずつ回数が減ってきている。
新生児特有の反射がなくなっていくのは、
成長してくれて嬉しい反面、少し悲しい気持ちにもなる。

音がなるべくしないようにテレビを消し、
電気の光を絞って、抱っこをする。
座るとご機嫌斜めになるので、
立ったまま一定のリズムで揺れる。
これで寝てくれることもあるが、
ダメな時は、横抱きを嫌がる。
そういう時は、立ったまま縦抱きでゆらゆら揺れる。
これでもダメな時は、
ママミルクタイムに突入し、お腹を満たしてからまた寝かしつける。

ここで寝てくれても、
最後の難関は、布団に下ろす時だ。
うまく降ろしてあげないと、
背中センサーが反応して、起きてしまう。
この背中センサーが高精度すぎて
ちょっとでも下ろす角度をしくじると
『すくわーと』が起きてしまう。
こうして、何度か背中センサーとの戦いを経て、
『すくわーと』は、ぐっすりと眠る。

これからもしばらくは、
高性能な背中センサーとの
戦いが続くのだろう。
先々のことを考えて、
抱っこなしでも寝てくれるように
練習していきたいと思う。

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