第5回公認心理師試験@午後の試験編
13:10から午後の試験についての説明がスタートしました。マークシートの配布、シールの貼付、記入、問題冊子の配布、注意事項の説明…と流れは午前中と同じでした。
午後の試験は「絶望」問題のオンパレードでした。私としては午前より格段に難しかったように感じました。こちらは「特に嬉しかった問題」だけではなく「絶望問題」も紹介していきます。
▲絶望問題
問80〜90
このゾーンは辛かったです。「あぁもうここまでだな…」と諦めかけるほど解けなかった部分で、実際に3問しか合っていませんでした。統計はもともと苦手だったし、感情に関する問題も不得意だったので続けて出てきてげんなりでした。ただ、髙坂先生が「どうせ序盤で統計が出て半分の人は絶望する」と仰っていたので、「やっぱり統計は絶望問題だ」と思いながら解きました。ただ、問84、問86が合っていたのは勉強の成果が感じられました。問88の「脈絡叢」に至っては「難しい漢字だなあ」くらいしか感想が出てこないくらいの絶望感でした。
◎特に嬉しかった問題(手応えがあった)
問89、問99、問101、問108、問129
問89は悩みましたが3回くらい問題文を読んだら「2しかない!」と思えました。問99は他の方からしたら優しい問題だったと思いますが、私は何故かVinelandが苦手だったので、しつこく復習していました。それが出て嬉しかったです。問101も前日ホテルで丁寧に復習したところでした。問108は松崎朝樹先生に感謝です!松崎先生が抗コリン作用の話で「口もお尻も乾く」と言っていたのを覚えていて、すんなり解けました。問129は夫が仕事の関係でSASの検査をしていたので覚えていました。思いもよらないところで役立つこともあるんだなーと感心しました。
問80〜90が「絶望問題(絶望ゾーン)」だったので、気持ちが切れかかってしまったのですが、なんとか持ち堪えて解き続けました。いま見直したら問108〜129までは22問中20問が正解で、我ながら頑張ったと思います。
午前・午後共に事例問題の難易度は跳ね上がっていたように感じました。これまではカットオフを確実に抑えておいてクライエントの様子に合わせて心理検査を選ぶパターンの問題が多かったように思いますが、今回は状況を踏まえて判断させる問題に方向転換したような気がしました。より「現場の温度感を理解した公認心理師」を求めているのかもしれないですね。