読書感想(父が娘に語る経済の話)
本読んだので読書感想書きます。
書籍情報→正式なタイトル(長いときは記事の題は省略するので)、著者など
読書前→なんで読もうと思ったか、この本で何が知りたいか
感想→純粋な感想、新しく気付いた/知った/学んだこと
これからどうしていくか→読んで得た知識をどのように活かしていくか
の4つの項目で書こうと思ってます。
ネタバレというか細かい内容含むと思うので、これからフラットな気持ちで読みたい方はあまり読まない方が良いかもしれません。
・書籍情報
タイトル:父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
発行日:2019年3月6日
著者:ヤニス・バルファキス
訳者:関 美和
発行所:ダイヤモンド社
・読書前
ブクログというアプリの話題の項目にあったので気になって読むことにした本の1冊。経済についてあまり知る機会を作ってこなかったので、知識はないし専門的な話だとハードルも高いしと思っていたところこのタイトルを見て軽い気持ちで読めるのではないかと思いました。
経済について難しいっていう気持ちを撤廃してもらえたら良いなという希望と、今後の自分の経済活動に何か指針をもらえたら良いなと期待しています。
・感想(新しい気付き)
過去から現在にかけて経済というものがどのように変化してきたかを伝え、最後にはこれからの未来を担う娘にどう選択して行くかを問うような内容でした。神話や映画などを例に出して説明されるのでとても分かりやすかったです。経済について初心者の方にオススメできる本だなと思います。
1番印象に残っているのが【狩人のジレンマ】の話。結論的には囚人のジレンマとほぼ同じで「お互い協力する」方が「協力しない」よりもよい結果になることが分かっていても、「協力しない」人が利益を得る状況では互いに協力しなくなるというジレンマ。逆に言えば、全員が協力しなければ目標を達成出来ないのであれば、成功には個々人の協力だけでなく個々人がみんなも協力するだろうと「信じている」ことが必要になる。
経済で言うと景気回復のため金利や賃金を下げた場合、経営者が
ポジティブに受け止めれば
人をもっと雇える→お金を使える人が増える→製品が売れる→雇用も増え景気も回復
というように良い結果になるが、ネガティブに受け止めれば
下げるのは景気が悪いからだ→他の企業も人を雇わないかもしれない→自社の製品を買う人が減る→自分の会社も人を雇えない→雇用は減るし景気も悪化
というようにどっちに受け止めても予想通りの結果となるらしい。
全員が全員ポジティブな方を向いてせーので一歩踏み出せれば良い結果になるのに少人数でもネガティブな方を向いてしまうと残りの人々もそれに引っ張られて悪い結果にどんどんなっていってしまうのである。今のご時世を見てるとみんな悪い方ばかり向いているので、これは景気が良くならないわけだと納得した次第です。
・これからどうしていくか(TO DO)
少なくとも自分は景気が良くなると信じて行動したいですね。あとは経済のことは経済学者に任せるのではなく自分で考えて行動していく。ですかね。