終活ブームに潜む危険・霊園チラシで石材店が決まるルール お墓編その10
石材店の集客 <チラシの仕組み>
今のアナタは、なんとなく終活ブームで「お墓」を買おうと考えていました。
なにげに新聞の折り込みチラシにたまたま近所に霊園オープンのチラシが入る。
「どれどれ暇だしちょっと勉強がてら見に行ってみるか、限定や先着で見るだけでも、割引券や粗品をくれるし」と、こうなると石材店のカモネギです。
そういう霊園の新聞折り込みチラシには、2種類あります。
石材店が独自にデザインしお金を出している単独チラシ(業界での呼称)
霊園の出資者で作っている石材店の組合で出す合同チラシ(業界での呼称)
★チラシ見分け方
チラシの端を見てください霊園名(〇〇メモリアル、✕✕の杜、◇◇霊園)となっていたら、石材組合がお金を出して作っている合同チラシです。
単独チラシは、簡単です。
単純に〇〇石材店、石の◇◇など石材店名がそのまま記載されてます。
違いは何か?
霊園特有の指定石材店制度が絡んできます。
要は、そのチラシを持参して霊園を見に行ったとき案内される石材店が決まってしまいます。
チラシを持っていっただけで、そんなことあるの?と思われたことでしょう。
それが、あるのです。
あなたは何気なくチラシを見て足を運んだのでしょうが、その時点で石材店に足を運んだのと同じ意味を持つのです。
それが、指定石材店制度の恐ろしさなのです。
いつもの一言。
「お墓を生前に買うなら、生きてるうちに思い出をつくりましょう。」
大切な人との時間は「お墓」を買っても得られません。