イライラを子どもにぶつけないために。私は生理を止めました
こんにちは、小児科看護師ゆっこです🙂
タイトルの「止めました」って、「とめました」なの?「やめました」なの?と思われるかもしれません。正解は両方です。薬で生理をとめちゃって、生理をやめました!!ヽ(ω・ヽ)(ノ・ω)ノ
今日は、止めた理由とか、止めてみてどうだったかとか、そもそも止めていいのか!?みたいなことについて書きたいと思います。
止めるまでの経緯
「子育てしてるとイライラする!!!」は、子育てしている人ならもうかなりの人が経験のあることだと思います。
イライラしない人を私は尊敬します😌
でも、私もイライラしたくてしてる訳ではない。機嫌のいいお母さんの方が自分も家族も幸せだと思うので、自分でも色々試してみました。アンガーコントロールの本を読んだり、自分で機嫌が良くなれるようなものを探したりさ。
でも、そういうのとは違う次元でイラつくときがある。そう、生理前。
生理の前はPMS(月経前症候群)と言って、精神的にも体調も不安定になることがあります。
生理前のイライラは、普段ならスルーできるような些細なことにも噛み付いて怒り狂ってしまう精神状態でした(私は)。
昔から生理前のイライラはもちろんありましたが、子育てが始まってから、睡眠不足や1人の時間が少ないことで余計に怒りの閾値が下がりやすかったです。
でも普段怒らないようなことで突然怒ったりすることは子どもの教育上、精神上よくないと思って、とにかく生理前のイライラをなんとかしたいと「命の母ホワイト」を飲み始めました。
そのとき書いた記事がこちら↑
飲むと、飲まない時よりも結構良かったです。飲み始めてからPMSでイライラして怒ってしまうことは以前と比べると体感的には6〜7割減といった感じでした。1/3くらいには減った。
ただ、無くならない。この効き具合は個人差があると思います。
私としては、子どもに生理前に不当にイライラしてあたってしまうのを完全にやめたかったのと、生理前後に体調も精神的にももうどん底…みたいな時がちょくちょくあり、昔から生理痛も重めで毎月しんどかったので以前から気になってたピルとやらをもらってみるか…と、重い腰を上げて婦人科を受診しました。
もらった薬を飲んでみた!
婦人科に行くと内診(経膣エコー)を受けて、その後すんなりお薬をもらえました。
で、今日本では、21日間薬を飲んで、残り7日は飲まない(または飲み忘れ防止のために偽薬を飲む)というタイプで月に一度出血があるものの偽の出血で生理よりも量が減るという感じの薬が多いらしく、私もこれをもらえるものだと思っていました。しかし私は40歳を過ぎているためこのタイプのは処方してもらえませんでした。(血栓のリスクが上がるらしい)
で、今私がもらっているのは、「ジエノゲスト」という薬。これは、もう偽の出血もこないタイプで、飲まない期間もない、ずーっと飲み続けるタイプです。そんなのあったのか。知らなかった…
ジエノゲストのこと何にも知らなかったので、偽の出血が来るのかなと思いながら飲んでいたのだけど、予定日が来てもちっとも出血がこない。ネットで調べたらジェノゲストは生理が止まると書いてあってびっくり。ええ…生理なくなるの…みたいな感じでちょっと衝撃を受けつつ、ある日突然、私は生理とPMSとサヨナラすることになりました😂
今、ジエノゲスト飲み始めて5ヶ月くらいなのですが、途中しばらく少量の出血が3週間くらい続くことがあり、ちょっとめんどくさいなーと思いました(出血は6〜7割くらいの人に起きる副作用)。また、飲み始めて2ヶ月くらいしたときに、ふいに精神的に不安定になって夫に泣きついたこともありました(更年期障害に似た症状がでることもあるらしい)。最初の3ヶ月くらいまでは色々変化があるみたいです。
しかし、先月くらいからは体調も落ち着いていて、PMSの症状もないのでちょっとのことで怒鳴り散らすこともありません。別の理由でイライラして怒ることはありますが、それは、ちょっとのことでブチギレて怒るのとは全然違います。
生理がないので腹痛や腰痛もなく寝込むこともなく、快適に暮らしています😌生理の後のやる気に満ちたキラキラ気分の時がそれなりに続いている感じです。😁
生理って薬で止めていいの?
子どもや夫にPMSのイライラで当たりたくない、不機嫌な時間をなくしたいと思って飲み始めましたが、生理がもうこなくなったとわかった時は謎の喪失感に襲われ、老いてしまったような感覚が押し寄せてきて、生理という自然のことを薬で止めてしまって本当にいいのかな?と不安に感じることもありました。
しかし、「むしろ生理を止めないことの方が今は不自然な状態なんだな」と思った文章に出会いました。
昔の女性、それこそ戦前の女性は15歳ぐらいで初経を迎え、50歳で閉経するまでに4~6人の子どもを産んでいました。妊娠・授乳の期間を1人の子どもで2年半と考えると、6人の子どもを育てた人なら合計15年間月経がなかったことになります。ところが現代の女性が生涯に産む子どもの数は2人以下です。しかも初経の年齢は下がって、今では12歳ぐらいで月経が始まります。一方、閉経の年齢はほぼ変わっていませんから、出産回数の少ない現代女性は戦前の女性よりも月経回数が200〜300回ぐらい多くなっていることになる。つまり現代女性は月経にさらされすぎているんです。※1)
なるほどな!つまり、生理という観点から見ると今のライフスタイルの生理が自然じゃなかったのか…!(語彙力)
もう、私が何かを書かなくても、元の記事をまるっと読んでいただいた方が早そう!! 薬をずっと飲んで大丈夫なの?とかの疑問にも答えられています。
こちらです。↓
ちなみに日本のピルの利用者は世界的に見ても非常に少なく、普及率はわすが3%程度。しかも28日周期で月経を誘発する周期服用が主流です。一方、欧米では女性にとってピルは当たり前で、特にドイツなどでは普及率70%はあります。
だそうです。確かに日本ってピル飲んでる人って少ない印象。私の周りにもあまり聞かないもんなあ。
また、こちらの記事も非常に参考になりました。7回にわたって、生理のことについて書かれています。
***
最後に、薬で生理を止めるデメリットとメリットを私目線で書き出してみました。
薬を飲むデメリット
・毎月受診、薬代が必要
保険が効きますのでお値段的には病院代が1300円くらい、薬代が2800円くらいで月4000円くらいです。(病院によって値段は差があるそうです)
・毎日朝晩薬を飲む必要がある(忘れないようにする工夫が必要)
薬を飲むメリット
・寝込むことはなくなった
・ナプキン、タンポン代が要らなくなった
・月経カップの洗浄、消毒の手間がなくなった
・PMSがなくなった→夫や子どもへイライラをぶつけることがかなり減った
・生理痛がなくなったので鎮痛剤代も減った
・楽しく、やる気がある日が増えた(完全に主観的なことですが、去年の同じ時期は日中横になって暮らしていることも多かった)
・ナプキンやタンポン交換中に子どもにトイレに乱入されると本当に嫌だったがそれがなくなった(子どもの乱入が減ったのもあるが)
・汚物ゴミの処理の手間がなくなった
生理を止める止めないはもちろん自由だし抵抗があって当たり前だと思いますが、止めてみたら私は結構楽になったよ〜!という経験を発信してみました。小さな子どもの育児中は、もう日常生活を送るだけで大変なことなので、子ども今は欲しくないよ〜って時は生理を止めてみるのも一つかもしれません🙂(次の子が欲しい場合も、妊活するまでの間だけ飲むという方法もあるようです)
では、また次回🙂
引用参考)
2) https://www.1101.com/n/s/tsukinoyomimono/koga/index.html