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心に留めておきたい作品5選
"出会えて良かった"と思える作品を、パッと思い浮かべられることはすごく幸運なことだと思う。
「好き」に順位はつけられないし、どれぐらい深く心に刺さったか数値で表すこともできない。でも、確実に私の心に残っていて、今の私の一部になっている作品がある。
そんな作品たちを、私のnoteに偶然出会ったひとたちに、ちょっと、おすそ分けしたくなった。
※あらすじなど作品のすべてを表すような説明は掲載していませんが、何の情報も入れずに作品に触れたい方は飛ばして読まれることをおすすめします。
映画「PERFECT DAYS」
自分にとって大切なもの。
綺麗だと感じるもの。
そういうものを、誰かに自慢したり打ち明けたりしなくたって、大切に守れる人でいたい。
またいつか上映されることがあったとしたら、その機会を逃さずに映画館でどっぷりその世界に浸りたいと思う映画。
映画「メタモルフォーゼの縁側」
私、本をつくりたい。心の奥に埋まっていた想いがふわっと浮かんできたのはこの映画に出会えたからだと思う。
それから。好きなものを好きと言える、好きなものを一緒に好きでいられる。そういう相手のこと、誰より大切にしていたい。
「ミウラさんの友達」 益田 ミリ
元々、益田ミリ作品がだいすきで。ふらっと立ち寄った本屋さんで手に取ってひとつずつ「好き」を集めている。
読み終わるとき、涙が出た。
こんな風に人を好きでいたいな。
こんな気持ちで人を好きになれたなら
大切にしなきゃね。そう思った。
これだけはネタバレを見ずに読んでみてほしい。
「気がする朝」 伊藤 紺
海を見た日は胸に海が残ること
ふつうに人を信じてること
この短歌を、"わかる"とはまだ言えない。
わからないけれど好きだなあと思う。
ギュッと詰まったものが、じわっと涙になって溶け出すように、心が澄んでいく。
「自分をたいせつにする本」 服部 みれい
わたしの人生に、はじめて「リムジン」が止まった瞬間でした。人生にはどんな人にでもこうして「リムジン」(龍の背中といってもいいですが)が自分の前に止まる瞬間があると思います。
とっておきのリムジンにいつか出会うために、
毎日を過ごしてるんだと大真面目に思えました。
こころがほぐれて、やさしい自分になれる。
涙が溢れても大丈夫、そう思える本。
いろんなものが、今のわたしをつくっている。
心に残っている作品。
なんかいいな、と思うシーン。
そのときどきで、違っている。
その瞬間の自分がわかるみたいで嬉しくなる。
理由はわからないけど、なんだか気になる。
そんな作品に出会えたらぜひ覗いてみてほしい。