最高の1日を考える

6:58

アラームの前に目が覚める。
でも、そんなに急いで起きる理由はない。
ごろごろと布団にくるまっている。

8:50

いつのまにか二度寝していた。
ぐっすり眠れたときの気持ちいい寝起き。
まさにそれで。いい朝だなあと思う。

9:40

まあそろそろ布団から出よう。
昨日大好きなパン屋さんで厚めにスライスしてもらった食パンがある。バターをたっぷり塗ろう。
今日は、とっておきの起きる理由があるね。

10:00

今日は気持ち良く晴れてるから、面倒な洗濯もやる気が出るね。晴れた日に干した布団の匂いが好きなんだ。なんであんなに幸せな匂いなの？

11:00

ステッカーのデザインを考えるんだった。
可愛いを詰め込んで、ひとつひとつ。
遊び心いっぱいのやつ。

１から「可愛い」をつくりだす。あ、ケーキに刺して飾れるようにするのもいいかも。わくわくしちゃうね。

13:30

地元でいちばん大きな本屋さんに行く。
特にお目当てはないんだけどね。

表紙が可愛くて手を止めたり、
好きな作家さんの新作が気になったり。

読んでみたいものはいくつかあったけど、
厳選してとっておきのひとつを買う。

14:50

勝手に常連さん気分のカフェに行く。
まあるいふわふわの砂糖いっぱいのドーナツ。
ドーナツの中のドーナツという感じの。

とても素朴で落ち着く空間。
読みかけの本を読んでみたりする。
お気に入りのフレーズに付箋をつけて。

とっておきのワンピースを着て、
そんな時間を過ごしているわたし。

ああ、すごく贅沢をしてる気分。

そういえば最近のひとこと日記書いてなかった。
ゆっくり、書き留めておこう。

16:30

大好きなハンドメイド作家さんの、
オンライン販売が久しぶりにある。

ぽちぽちと値段を気にせずカートに入れてみる。
カートに入れるだけなら、好きなだけ。
これもまた贅沢な時間だ。

あとから吟味して買うつもりだったけど、
今日は全部買ってしまってもいい気がする。
そんな日ってあるはずだよね。

17:00

明日も天気がいいみたいで。
今日みたいな日は星が綺麗だろうなあ。
と思ってLINEを開く。
連絡する相手は決まってる。

「そしたら晩ごはんもどこかで食べようか」
「あ、それもいいね！」

さらりと返すけど、心の中ではるんるんで。

18:50

前から気になっていたお店で晩ごはん。
落ち着いていて、気取らない感じがいい。
味も好みで、写真も、すこしだけ。

一緒にご飯を食べて、笑ってる。
好きなひとが笑っていて、これが幸せだなあ。

19:40

星がよく見えそうなところまで車を走らせる。

好きな曲を流して口ずさんでいたら、
隣にいる好きな人も同じようにそうしていて。

好きな音楽が同じ人っていいなあと思う。
同じように思ってたらいいなあと思う。

20:30

こんなに星ってあったんだっけ、ってぐらい
空に星が散りばめられているのが見えた。

すごくすごく綺麗で、
わたしの心も綺麗になった感じだった。

空を見ながら、足元には気をつけながら、
すこしの間、二人で歩く。

最近のこと。嬉しかったこと。
うまくいかなかったこと。

話しているうちにもっと話したくなって、
聞いているうちに新しい君をまた好きになって。

21:50

今日はいい日だったなあ、
と思いながらお風呂に入って寝る準備をする。

寝る前に、ちょっと口角が上がってしまう。

ああ今日は最高の1日だった。
誰かじゃなくてわたしがそう思える日。

22:40

アマプラで「僕の姉ちゃん」を見る。
夜に一人だけで見るのがいい、そういうやつ。

「俺だけができることって何かないのかな？」

「ない！でも、絶対やらないことを一つ決めることならできるんじゃない？たとえば、お世辞は言わない、とか。長い時間をかけて自分の売りにしていくわけさ。」

じんわり、パワーが湧いてくる。
明日も頑張れそうだ。

23:25

明日は美容院に行くから、
初めてのカラーに挑戦してみたい。

新しいわたしになれる気がする。
明日が楽しみで嬉しいな。

p.s.

「最高の1日を考える」をしました。

自由に気ままに。
わくわく、ときめきに正直に。

好きな人、好きなもの。
わたしだけの贅沢。

わたしの最高の1日は、
心がふわりと動いて満たされる時間。

明日から、今日から、
こんなわたしになりたいな。