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ゴールはなぜ入る?

こんばんは。

いや〜、アジアカップ。⚽️
良い試合でした。(^^)

まさかの初戦が馴染みのあるベトナム🇻🇳ということで、
しかも相手の監督さんはトルシエさんだしね。

自分は前半ロスタイム、2-2からになりましたが、
結果的に1番美味しい時間帯を見ることになったかも。笑

実は元日の日本代表vsタイ代表、現地で見てたんです。(^^)
あれ?そのこと書いたっけ?
まぁ、いいや。笑

でね、久しぶりにスタジアムでサッカーを見たわけなんですけど、
テレビ観戦でももちろんのこと、スタジアムなら尚更大きい問題が・・・

「トイレに行くタイミング」

だって、トイレ行ってる間にゴール入ったら嫌じゃないですか?😂

特にサッカーって基本的に試合時間の中で流れでやるから、
アクシデントが起きないと基本的には試合は止まらない。

なので、サッカー見るのが苦手って人の中には、
「点がいつ入るか分からないから嫌だ。」
って人もいたりします。

分かります。
特に90分間集中して見てても結局0-0で、無駄に神経が疲れた・・・みたいな。

野球とかなら分かりやすいですもんね。

ただね、試合をたくさん見ていくと、なんていうか・・・
だんだん目が肥えてくるというんでしょうか?
なんとな〜く・・・

「あ、この試合は0-0になるかな。」とか、
「あ〜、こりゃ向こう10分間は点が入らないな。」
ってのが分かってくるんです。

なので、そのタイミングでトイレに行きます笑

と、いうことは・・・
実は、ゴールが入るタイミングもなんとなく分かったりするんです。
と、いうよりかはゴールがよく入る時間帯があるんです。

今回はせっかくなので、
『ゴールがよく入る時間帯、その時選手の体内では何が起きているのか?』
を、スポーツ栄養学の視点から掘り下げていきたいと思います!☝️

もしかして、今回・・・神回の予感??🙄

そもそもサッカーとは?

まず初めに、サッカーとは?を簡単に。

1チーム11人で、2つのチームが相手陣地にあるゴールに一つのボールを入れるというゲーム。
んで、手は使っちゃダメ。
唯一、手が使えるのはゴールを守るキーパーと呼ばれる人だけ。

試合時間はプロである大人で45分を前後半行う。
途中で選手交代が認められていて、現在は3人→5人までOKとなった。

と、まぁざっくり書くとこんな感じ。
分かってるわ!!って声がたくさん聞こえそう。笑

ただ、ここで伝えたい大事なことって・・・
「11人(交代まで含めたらMAX16人)の大人数が90分間同じ空間で目的を持って、普段の生活では手より使用頻度が低い足を使って目的達成を目指す」
と、いう不確定要素しか生み出さなそうな環境で試合が行われるってこと。

なので、特にメンタルやフィジカルが試合中に変化しやすいスポーツの一つでもあるんじゃないかなと思うんです。

では、次にゴールが入りやすい時間帯を解説しましょう。

ズバリ!!ゴールはこの時間帯に入る!!

さて、ある意味、サッカーを見慣れていない人が1番聞きたいのがここ。

ぱぱっと箇条書きにするとこんな感じ。

①試合開始直後
②20〜25分前後
③終了間際

もちろん、これは一例ですが、大体こんな感じです。

①試合開始直後

この時間帯は、選手によってはアドレナリンが出て、良い精神状態
では、あるんですが、中にはイマイチ集中力が欠けている状態で入っていたり、逆にアドレナリン出過ぎて空回りしている選手もいたりします。
そうなると、チームとしてのバランスが崩れてしまうので、その隙を突かれて失点するケースが多いです。

②20〜25分後

こちらの時間帯は、ある意味試合に慣れが生じてくる時間帯。
逆に慣れてくるからこそ、ふと気が抜けたりすることが出てくることも。
そこでゲームが動いたりします。
・・・まぁ、交通事故とか労災とかも慣れ始めが1番多かったりしますよね😅

③試合終了間際

この時間帯は、点を取りにいくほうは死に物狂いで来ます。
また、リードしている方は「このまま守るか?」「さらに攻めるか?」とか、次の試合の展望を中には考えている人もいます。
そうなると、リードされている方としている方の集中度にギャップが生まれて、点が入ることが多いです。

さて、ここまで書いて、知識/経験がある人であればあるほど、
「そんな簡単な話じゃない。」
と、言うと思います。

そう、その通りなんです。
これはあくまで、
『実力が拮抗していていて、特に試合中に流れが変わるイレギュラーが起きていない場合』
と、いう大前提の上で成り立ちます。

実際は、選手交代やファウル、ボールを置いてからリスタートするセットプレーなどで流れが変わったりします。
スタートで集中しきれなかったチームが改めて集中し直せれたり、
逆に良い感じのチームが集中力がふっと切れてしまったり。

また、実力差があったらそうも言ってられません。
まぁ、だから面白いんですけどね、スポーツって。そもそも。

ただ、何も分からない人からしたら、参考になるのではないでしょうか?☺️

目では見えないフィールドの戦い

では、それぞれ①〜③について、選手の体内では何が起きているのか?
深堀していきましょう!

①試合開始直後

この時間帯は先ほど記述したように、「アドレナリン」が大量に出ている状態です。
「アドレナリン」は戦うホルモンと呼ばれていて、人の自律神経が交感神経に傾くと発生します。
具体的な影響としては、
・心臓の鼓動を早くする
・筋肉の血管を広げる
・皮膚の血管を絞って怪我への耐性を上げる
他にも胃液の分泌を抑えたり、尿意を抑えたり、視野が広がったり。

ただし、この時に精神的な面に働く神経伝達物質が出たりします。
それが「ノルアドレナリン」
名前は似ていますが、ノルアドレナリンは怒りや不安などの感情にも影響を与えるダークヒーロー。
程よく出ていると良い緊張感にはなると思いますが出過ぎてしまうとパニック状態。
なので、試合開始した瞬間の選手の表情や動きをこういう観点で紐つけていくと、この選手は良い感じで試合に入れているのか?
それとも微妙な感じなのか?その微妙な感じの選手は失点に絡む位置にいそうなのか?
こう言ったところが見えるとなんとな〜く、「あぁ、やられそうだな・・・。」とか、見えてきたりします。

②20〜25分後

さて、この時間帯は一気に交感神経に振っていた神経系が落ち着くを取り戻してきます。
その結果出てくるのが・・・「セロトニン」
こちらは逆に神経をリラックスさせることで、交感神経優位になっている状態のところに副交感神経をバランスよく動かそうと働くので、基本的にバランスを取りに体は進んでいきます。
また、そのバランスをとるために「アドレナリン/ノルアドレナリン」の元になる「ドーパミン」も出ている状態。
なので、ふとした時に気が抜けてしまうという事が起きてしまうんですね。
ちなみに、フィジカル面で言うと、ちゃんとした栄養管理や食事をしていれば身体の方はうまく糖質代謝を中心としてエネルギーが回るようになっています。
そう、あくまで「ちゃんとした」ことをしていれば・・・。

③試合終了間際

さぁ、ラストです。
ここまで来ると疲労はピーク。
特に有酸素運動が多いスポーツなので、ここでは「コルチゾール」と言うストレスホルモンが発生しています。
これが出ると疲労感が出てくるので、その結果精神的にも体が重く感じることでしょう。
追いかける方は最後のスパートで「アドレナリンとノルアドレナリンがMAX」
とにかく必死とはまさにこのこと。
守る方は「不安の友達、ノルアドレナリン」やもう少しで試合が終わる安心感から「バランス大事に、セロトニン」が出ることで集中力が切れそうになることも?
また、フィジカル面だと糖質で蓄えてきたグリコーゲンが枯渇して、エネルギーが下がる選手もちらほら。
そうなってくると・・・試合が動きます。

最後に

いかがだったでしょうか?
今回はかなり長くなってしまいました😅

ただ、試合の中で何が起きていて、その結果ゴールが生まれているってことが感覚的に伝わったのではないでしょうか?

じゃぁ、そう言った事が起きる中でパフォーマンスを上げるためにはどうすれば良いのか?

それは長くなってきたので次回で!

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