サブカル大蔵経751宮崎夏次系『あなたはブンちゃんの恋』②(講談社モーニングKC)
表紙は一瞬、ベルダンディー。
2巻もエキセントリック爆発のようでいて実は少女漫画の王道では?と感じました。
1巻から続く真っ当性。
本巻も、黒い青空が、印象的です。
キャラクターと絵と構図、みんな大好きですが、特に、鮮烈なセリフ。
その緊張と緩和は『進撃の巨人』で感じたものに近いような。命がけの中の笑い。
大英博物館に出品してほしいコマ。
僕が 君の 目の前で死んだことすら 心底どうでもいいくらい 三舟さんしか見えないの p.85
今までの漫画作品の三角関係と何が違うのだろうというくらいの残酷と青春。何となく、『トーマの心臓』を想起。
抜いたの 親知らず p.109
漫画を読んでいて良かったと思えた瞬間。
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