サブカル大蔵経824伊古田俊夫『社会脳から見た認知症』(講談社ブルーバックス)
認知症を通して、正常とは?を探る。
私は正常ではない、という認識が正常に近いような。
この状況になってしまうと、もう正常とは認められないのだろうか?
基底部に理性、我慢、の力ある。p.24
相手や周りのことを気づかうこと?
基底部損傷すると、易怒p.68
怒るということは、異常なのか、自然なのか。理性のタガが外れて人間は何になるのだろうか。
アルツハイマー病の人は自分が正常に生活できていることを強調。p.134
正常という線は、誰が引くのだろうか。
プライド意識は保存。「ごっくんちまちょう」バカにするなp.136
パーキンソン病になった永六輔さんが昔ラジオで、入院した病院で赤ちゃん扱いされることに、尊厳を踏み躙られたと激怒していたことを思い出します。永さん、と名前を呼んでくれたらシャキッとしたと。名前の力。
そもそも人は、他人に触れられることは不愉快で嫌。p.138
ふれあいの欺瞞。
情報の激増が人類を圧殺。p.176
人類を滅するのは情報でした。
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