サブカル大蔵経614松井洋子『ケンペルとシーボルト』(山川出版社)
日本を訪れた欧州人の知的好奇心と政治。
旅行人・ケンペルのルポ。
そのゴールは異能将軍・綱吉との面会。
シーボルトの自我。
日本が最もオランダに近づいた日。
出島のオランダ人は、国の代表ではなく、オランダ東インド会社の職員。p.2
肩書きは職員。三井物産みたいな?
北ドイツ、スウェーデンから陸路で来たケンペル。ペルシア、インド、ジャワ、日本。p.10
逆猿岩石ルート。
ケンペル『日本誌』が、モンテスキュー・ヴォルテール・カントに影響。p.29
ロンリープラネット『日本』の元祖か。啓蒙主義者たちの深層に影響を与える。
ペリーも持参。p.30
ペリーの背後にいる先輩たち。カミーユの背後のフォウたちか。
間宮林蔵の嫉み。高橋景保塩漬け遺体。p.66
国境が意識される。「日本」のめばえ。
シーボルトから没収された樺太島図p.67
江戸期の重要地点・樺太。北海道は最北ではなかった。
この記事が参加している募集
本を買って読みます。