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サブカル大蔵経 日本編

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#仏教

サブカル大蔵経983五来重『先祖供養と墓』(角川ソフィア文庫)

インドの尺度で日本の仏教を測ろうとしても測れないわけです。p.103  インド原典主義、文献…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経924箕輪顕量編『仏典とマインドフルネス』(臨川書店)

マインドフルネスが一般社会に紹介されてから、仏教者の間から起きてきた批判に、正面から答え…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経918宮城顗『教行信証はなぜ書かれたか』(法蔵館)

本書では講演会場での聴講者からの質問も受け付けるのですが、「仏法の話を聞いて、それでどう…

永江雅邦
2年前
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サブカル大蔵経898吉永進一『神智学と仏教』(法蔵館)

インドを旅していた時、チェンナイ市街の神智学教会でパンフをもらいました。神智学って本当に…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経894小田龍哉『ニニフニ』(左右社)

南方熊楠は、仏教を背負っていた。p.242 私もずっとそう思っていました。 南方熊楠は著作の…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経872金文京『漢文と東アジア』(岩波新書)

仏教者を揺さぶる本。 日本への梵語と仏教伝来の影響。 翻訳という思想に付随する梵漢文と訓…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経849稲垣栄洋『なぜ仏像はハスの花の上に座っているのか』(幻冬舎新書)

理科系と仏教の美しい融合。 いや、そもそも仏教は理系なのでは?とも思いました。観察と類比。 植物の中にこそ顕れる仏教と、いのちの荘厳さ。 中村元先生にも読ませたかった。 蓮は約1億年前白亜紀に地球上に出現。蓮の花をよく見ると、おしべとめしべがやたらに多くごちゃごちゃしています。これは古い植物に見られる特徴です。p.21   蓮華の異様な形は私を不安にさせます。その理由がわかりました。人より古い。人ならざる存在。 曼珠沙華が出すこの物質は、穴を開けて盛り土を崩してし

サブカル大蔵経822櫻井武『食欲の科学』(講談社ブルーバックス)

〈欲〉と仏教って、密接な感じがします。仏教を知る為には欲を知る必要があるような。そのアプ…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経799梶山雄一『大乗仏教の誕生』(講談社学術文庫)

ものすごくありがたい本書。 疑問を持つことに勇気をいただきました。 浄土の説得力を保担す…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経798中村元『東方の言葉』(角川ソフィア文庫)

講演会で中村元先生にお目にかかれた時、リアル生き仏だと思いました。 穏やかで、偉ぶらず、…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経791磯崎憲一郎『肝心の子供/眼と太陽』(新潮文庫)

『「利他」とは何か』(集英社新書)の執筆者のひとり磯崎憲一郎さん。個々の作家が物語を紡ぐの…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経753松岡正剛『仏教の源流』(角川ソフィア文庫)

千夜千冊から印度学仏教学を選んだもの。 真宗にとっての法華経、華厳経、般若心経、声聞・縁…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経734植木雅俊『法華経とは何か』(中公新書)

真宗僧侶にとって食わず嫌いの法華経。 植木さんの学業のおかげでもっと真宗僧侶が法華経を偏…

永江雅邦
3年前
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サブカル大蔵経717細川巌『晩年の親鸞』(法蔵館)

『龍樹の仏教』の著者、細川巌さんの広島県福山市での記念公演を書籍化。 細川さんは理系出身の仏教学者です。理詰めの文献学と、僧侶以上のロマンティックな筆致が同居していて、グッときます。 同じような経歴を持つ植木雅俊さんや佐々木閑さんらが一般仏教書を牽引している理由を考えると、今はおそらく本物の知見が求められているのだと思います。 既存の常識として通用していたことが一般の方々には説得力がなくなってきました。それを既存の宗派のしがらみのない人たちが切り開いてくれた。それは中村