企業がデータ活用するときに考えること
「データ活用」という言葉が流行り始めたのがいつからか知らないが、
数年前には「ビッグデータ」というワードが誕生し、
テクノロジーの進歩によって、これまでのデータ活用では処理できなかった大量のデータも扱えるようになった。
実際、いくつかの企業は、自社の保有するデータを解析して新たな価値を創出することに成功している。
一方で、まだまだほとんどの企業では、データを上手く活かしきれていないのが事実だ。
「データは持っているけれど何もしていない」
「データ収集・解析に多額の投資をしているが効果が出ているかは怪しい」
「そもそもデータを収集できていない」
そもそも、「データ活用が出来ていないこと」自体は問題ではない。
まず何らか目的があって、そのための最適な意思決定をするために、手段のひとつとしてデータ活用がある。
「データ活用が出来ていない点がうちの問題だから」「他社がやっているから」「顧客データを持っているから」等は、データ活用をする理由にはならない。
スタートである目的が曖昧なままだと、どんなデータをどうやって集めて、どう分析すればいいのかが分からず、
ただ大量のデータを抱えて途方に暮れてしまう。
データ活用の目的として考えられるものをいくつか挙げてみよう。
①新商品・新サービスの立案
「データを分析さえすれば新しい何かが見えてくるだろう」と、データ活用に幻想を抱いている場合に口にしがちだと思う。
だが、マーケティングリサーチによって顧客の潜在ニーズを抽出するのは至難の業だ。
なぜなら、人は見たことのないものを欲しいとは思わないからである。
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