時代の変遷-当たり前は変わる-
ひな祭り。
おひなさまの顔も随分と変わったと感じる。
7段飾りもめったにみることも少なくなった。
今は、おひなさまとおだいりさまだけのもの。
可愛いらしい、穏やかな表情のものが多い。
そもそもひな祭りって?
ひな祭りは女の子の幸せや成長を願い3月3日におこなわれるお祝いで、中国の上巳節を起源とし、人の代わりに人形に厄災をはらってもらい、川へ流す「流しびな」や、平安時代に宮中の女の子が遊んでいた人形「ひいな」などが由来。
ちなみに、桃には「魔除け」の意味があるそうだ。
私の実家でも毎年ひな祭りを飾り、なるべく早く片付ける。
※長く出していると嫁入りが遅くなるらしい。
小さな頃からずっと、意識してやってきてくれたことに感謝である。
私にとっての当たり前は、
ひな祭りは家族で飾り付けをし、お祝いするもの。
私にも娘がいるが、立派なものがあるからと、子の成長を望み、願うことには変わらないが購入はしていない。
子どもにとっての当たり前は、
ひな祭りはおじいちゃんおばあちゃんちに見にいき、お祝いするもの。
と、当たり前が変わっていくのだろう。
その先の子供は?
私のひな祭りが受け継がれていくのだろうか。
そもそも「流す」ものから「飾る」ものになったように、また形が変わるかもしれない。
世の中のマーケティングに踊らされるかもしれない。
ただ、時代を越えて変わらないことがある。
「親が子を大切に思う気持ち」
これは、どんなに時代が変わってもかわらないだろう。
節目節目で立ち止まって成長を確かめる。
とても大切なことだと思う。