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学生のとき好きだった本たち

本を読むのが好きで、特に中学校の頃は綾崎隼さんの花鳥風月シリーズと、三秋縋さんの本をよく読んでいました

中学生って多感な時期かと思うのですが、この二人の本を読んだことで、僕の性格にも影響を及ぼしてしまっている気がします笑。

例えば主人公が人と関わろうとしない、寂しいとも思わない。というようなタイプだったり。恋愛もお花畑みたいな感じです笑。

中学生の自分には何もわからないまま、この小説のキャラがクールでかっこいいというものだと思ってしまっていました笑。

「1人でいる俺かっけえ」「堕落してる俺かっけえ」  
「超綺麗な転校生がやってきて、どこか暗い表情をしており、誰とも関わろうとしない。学校中で一際異彩を放つ彼女だが、彼女には誰にも知られていない事情があって。。。たまたま彼女の秘密を知ることになり、距離は縮まっていく。」

みたいな感じで、無気力興味なし少年が偶然に偶然が重なりまくって恋をする展開みたいなのです。
(それがめちゃくちゃいい話だったりします😆)

本を読み始めたきっかけは、イラストでした。
綾崎隼さんの本のイラストを手掛けているワカマツカオリさんの絵が好きでした。

これ持ってます笑  こんなイラストです

三秋縋さんの本もイラストがおしゃれで手に取って、面白そうだから読みました。

この本は面白かったと思います!森見登美彦に出会うまではこの本が1番面白いと思ってた気がします笑。

他にも衝撃的だったのは、伊藤計劃さんです。 「屍者の帝国」はイメージできず途中で断念しました。あとメタルギアスネークの本と、「虐殺器官」もすごかったですが、特に「ハーモニー」は読みやすくて良かったです。
SF小説ですが、まるで未来に起こりうることを書いているようなリアルさがあります。
三作品が作者の死後に映画化が決まりました。そこに至るまでのストーリーも、いろんな想いがつまっていたと思います。

そして大学一年生になり、ようやく森見登美彦さんの本を読みました。

森見登美彦さんは「有頂天家族」「四畳半神話大系」「ペンギンハイウェイ」「夜は短し歩けよ乙女」などアニメ化されてるものも多く書かれており、人気作家です。

自分は京都に住みたくて京都の大学を選んだということもあり、京都の街並み大好きです。
そして、森見さんの本は京都が舞台で、おまけに学生生活を描いているものが多いです。  (森見さんが京都大学を卒業されているので、そのあたりを舞台にしてます)
森見さんの書く世界はかなり詳細で、僕にとっては大好きな住む場所でもあったので、地形もイメージできます。
あとは、森見さんのひねくれ度合いが最高で、おもしろくて仕方ないです。

「四畳半神話大系」が森見さんの代表作な気がします。
森見さんの面白さが特徴的なのが「新訳 走れメロス 」です。ずっと笑ってました笑。

基本的に森見さんのひねくれが大好きですが、一方で真面目に文学的なすごさを感じたのは「夜行」という本でした。
京都以外の舞台だったのですが、恐ろしいくらい景色をイメージさせられます。そして、どこか美しいような怖さを感じることができます。

(「夜行」は日本の何ヶ所かを舞台にしているのですが、その一つに広島の尾道があります。
僕は読む前は尾道を知らなかったのですが、読むと尾道の地形がかなりイメージできました。そして、実際に尾道に行った時、かなりイメージと似ていて驚きました。)

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