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食養生の基礎知識(症状別対策とケア)5
症状に合わせて薬膳、栄養学、生活習慣などを載せていきます。
今の症状と体質タイプを見て、症状の原因を見て調整して症状を緩和していきましょう。
今回は「肩こり」です。
【肩こり】
肩こりは「気」「血」の不足からくる場合と「気」「血」の巡りが悪い場合があります。
同じ姿勢が続くときはストレッチなど体を動かすために休憩を入れるようにしましょう。
体を動かすことで「気」「血」の巡りがよくなります。
また、目を休めることも必要となります。
体が冷えて肩こりになっている場合は首筋を温めると良いです。
また、食事も冷たいものを控えて火を通したものを食べることを意識しましょう。
《共通セルフケア》
肩甲骨を意識して肘を回す。(前10回後ろ10回くらい)
長時間同じ姿勢をするときは、適度に休憩をする。
外を見るなど目を休める。
![](https://assets.st-note.com/img/1681883297792-XEBXH0kKB1.jpg)
《気虚タイプ》
「気」が不足することで、「血」の巡りが悪くなり肩こりになります。
症状
やる気が出ない、カゼをひきやすい、手足の冷え、食後すぐに眠くなる、胃下垂など
対策
「気」を補う
↓
気を補う食材
うるち米、もち米、山芋、さつまいも、じゃがいも、大豆、枝豆、かぼちゃ、アスパラ、さやいんげん、とうもろこし、しいたけ、舞茸、いわし、うなぎ、えび、鮭、さば、まぐろ、牛肉、豚肉、鶏肉、甘酒、ぶどう、もも、なつめなど
⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの
《水滞タイプ》
体の余分な水分が邪魔をして、「気」「血」の巡りが悪くなってしまうことで肩こりになります。
症状
むくみ、体が重だるい・倦怠感、軟便・下痢しやすい、めまい・吐き気、アレルギーがあるなど
対策
「津液」の巡りをよくする
↓
体の余分な水分を取り除く食材
とうもろこし(特にヒゲ)、冬瓜、なす、もやし、レタス、すいか、小豆、大豆、黒豆、緑豆、アスパラガス、きゅうり、あさり、鴨肉、昆布、海藻類、ウーロン茶、プーアル茶、紅茶、ココア、コーヒー、緑茶など
⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、アルコール
《血虚タイプ》
「血」が不足することで、筋肉の栄養状態が悪く、肩こりになる。
症状
顔色が白っぽい、土気色っぽい、めまい、肌の乾燥、不眠、生理不順など
対策
「血」を補う
↓
血を補う食材
黒豆、黒ごま、黒きくらげ、ほうれん草、人参、しめじ、パセリ、レタス、プルーン、ライチ、牡蠣、あさり、イカ、たこ、うなぎ、かつお、鮭、さば、ぶり、まぐろ、ひじき、牛肉、豚肉、レバー、アーモンド、カシューナッツ、なつめなど
⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの、生もの、冷たいもの
《気滞タイプ》
「気」が巡らないことで、肩がパンパンになる。
症状
イライラ、ストレス、頭痛、ゲップ・ガス・しゃっくりが多い、喉につかえた感じなど
対策
「気」の巡りをよくする
↓
気の巡りをよくする食材
玉ねぎ、ピーマン、みつば、エシャロット、グレープフルーツ、ゆず、みかん、ネーブル、鮭、かじきまぐろ、ジャスミン、キンモクセイ、酒、赤・白ワイン、フェンネル、ターメリック、八角、陳皮(みかんの皮)など
⚠控えたい食材⚠
イライラや頭痛のある人は、にんにく、香辛料などの「辛味」の食材やウイスキー、焼酎、花椒、胡椒、唐辛子、シナモンなど
《血於タイプ》
「血」の巡りが悪く、筋肉が固くなってしまうことで肩こりになる。
症状
顔色が暗い・くすみ、しみ・そばかす、足の血管が浮き出る、生理不順、頭痛など
対策
「血」の巡りをよくする
↓
血の巡りをよくする食材
黒豆、納豆、おくら、セロリ、玉ねぎ、チンゲン菜、にら、菜の花、レタス、なす、パセリ、サフラン、栗、ブルーベリー、プルーン、桃、カカオ、うなぎ、鮭、イワシ、さば、ししゃも、サンマ、黒砂糖、紅花、焼酎、ハイビスカス、酢、さんざし、キンモクセイなど
⚠控えたい食材⚠
油っぽいもの、甘いもの
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