増補部分が良いので文庫版で買い直す価値あり 千葉雅也 『勉強の哲学: 来たるべきバカのために 増補版』
(2020年の19冊目)本書については単行本を読んだときにも結構長めに感想を書いていた。当たり前だが文庫版になってもその価値が変わることなく、勉強のやり方を教えてくれる良書であり、かつ、文庫版の増補部分である「補章 意味から形へ - 楽しい暮らしのために」が加わったことで本書の射程は生活のレベルへとより広がっているともいえる。
今回読み直してみて本書で言及されているユーモアのあり方、このモードに自分はずっとハマっているんだな、という気付きがあったりもした。ある対象を別なコードで呼び(読み)なおしてみる、コードからコードへどんどんジャンプを続けていく。そういうあり方。
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