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【観た/2022年54本目】映画「シング・ネクストステージ」観ました。

【観た/2022年54本目】映画「シング・ネクストステージ」観ました。

【感想】

圧巻の前作超え!
楽曲へのリスペクト、ステージへの情熱が僕の琴線に触れまくり!

まずは脚本、ストーリーについて。
これは前作がオーディションが主眼だったのに対し、
今回はバックステージの割と細かなところ、いわゆる裏方仕事にかなり重心を置き、
舞台とは「人が作る」ことを強く主張。
そこからの実際のステージ、
表を見せる、魅せる構成は絶妙なバランスでした。

次にキャストだったり演出だったり。
まず、何と言っても選曲が素晴らしい!
原曲のアーティスト同士の関係性さえ視えてくるような、
リスペクト、リスペクト、リスペクト!
どこに目を向けても尊敬しか感じられない多幸感。
歌唱を担ったボイスキャストの中には、ああああああ、ボノまでもぉぉぉおおお!
これでグッと来ない訳がない。
正直、ずるい。
ズルすぎる演出!

強いて言えば、

・まあバジェットの問題もあるのでしょう、どれもこれももっと聴きたい、より短めの歌唱。
・ストーリー的に動機が軽薄に感じたり、舞台設定が場当たり的だったり。
・ボノ、あああ、もう一曲、できれば「あの曲」を歌ってほしかった!!

ぐらいが不満点。

さてさて。
学生時代ま遡れば、僕も「あの頃の演劇青年」。
舞台に掛ける情熱も、失った喪失感も、両方忘れていたように思います。

ラストに至る熱気。
客席との一体感。
帰りの電車、火照った気持ち。

何もかもを思い出すには短すぎる2時間あまり。
琴線は触れるどころか、しっかりかき鳴らされました。

よい時間、良い体験だったと思います。

**願わくば、もう一曲。この曲を。**

【価点・つけるとしたら】
☆4.2です。


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