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[理系による「映画」考察] ピグマリオン(1938) ➡神話をモチーフとした高尚な映画に見せかけて、本質は夫婦漫才、のラブコメ映画

上記な神話をモチーフとした高尚な映画に見せかけて、本質は夫婦漫才、のラブコメ映画です。

変わり者の学者が女性を洗練させるための英才教育を施しているうちに、いつの間にかその女性に恋をしていた、というストーリーですが、ラストの学者と女性の掛け合いが見どころですかね。

が、夫婦漫才に日常的に触れており、無意識にその領域への鑑賞眼が肥えてしまっている日本人には、その掛け合いの間があまりよくなく感じる(早すぎる)かもしれないです。

ちなみに、この映画を見てすぐに思い起こされたのは、下のドラマです。このドラマの桑野信介と早坂夏美との掛け合いの間は素晴らしいのですが(恐らく元ネタはこの映画でしょうが)、掛け合いの間の良さ・悪さに関しては、海外の人には伝わらないかと…

ちなみに、夫婦漫才で一番メジャーなのは"大輔花子"だと思われますが、The かかあ天下、のように見えますが、実際の関係性は違っており、実は超亭主関白で、漫才の駄目出しは毎回大輔からだったらしく、しかも相当厳しかったらしく、その辺はこの映画と同じであり、エンターテインメントを作る際には、そのような関係のほうがうまくいくのかもしれませんね。


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