血管性認知症
概要
アルツハイマー型認知症についで、認知症の原因の2番目が血管性認知症です。脳卒中の発作がきっかけで、後遺症のように発症します。
症状
「失語」言葉がうまく使えなくなる症状、「失認」見聞きしているものをうまく認識できない症状、「失行」日常動作がうまくできなくなる症状が見られることがあります。
物忘れなどがありますが、本人もそれに気付いています(病識)。障害を受けていない機能は保たれています。「まだら認知症」の特徴で、できることとできないことの差が大きいです。一日のうちでも体調によりできることと、できないことの変動があります。また、自己認識があることから本人の感情にも影響し、感情の起伏が大きくなったり、極端に小さくなることがあります。
対応
脳卒中という原因や症状が明確なので、発症後も進行を抑えたり、改善するために適切な対応ができます。適切な治療やリハビリが重要です。
血管性のものなので血圧のコントロールなどを行ってください。
参考
『認知症 アルツハイマー病 血管性認知症 レビー小体型認知症 前頭側頭型認知症』, 主婦の友社, 2019/12/31