闘う君を闘わない奴等は笑う、人生は誠実な努力が大切です
あたし中卒やから・・・
仕事もらえへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は
とがりながら震えている・・
高校生の女の子が 路上ライブで
「ファイト」を唄っていた・・・
30年前の曲を・・・
いまの高校生が 熱唱する
しんみり 聴き入ってしまい
若い頃のコンサートを思い出した
一人、中島みゆきさんのコンサートへ
アンコールで「ファイト」を唄われ
まだ 公開前の楽曲だった 記憶がある
私の隣の席は、見知らぬ方でしたが
その彼女は、最後まで下を向いていた
私は 声をかけるキャラではないが
コンサートは 終わり・・・つい
彼女へ「ファイト」と言ってしまった
彼女は、顔をあげ・・・
「ニャッと笑い、ありがとう」
その笑顔は、いまでも記憶に残る
コンサートも終わり 退場もせず
その娘は、私に 話し始めた
「あたい、中卒やけど・・・
シンガーソングライターになる」
その深刻な表情に・・・
私は、なれるよ、と伝えていた
ライブの間・・・
その娘は、ずっと 拳を握りしめ
少し 変わった 女の子だなぁ〜
と感じていたけど・・・
「ファイト」・・・
この歌には、あの娘の決意が
宿っていたのかもしれない・・・
今頃、東京で
シンガーとなり 唄っていると思う
私の16歳は、あの娘のような
強い決意は、無かったかもしれない
私の青春は・・・
野球の記憶しかありませんが
・・・ 悔いもありません
授業が終わり バスで 球場へ
車で30分の移動でしたが
その距離を走ることもありました
しかし、1年生には
バスに乗ることの方が 恐怖でした
当然、踵をあげ 筋力トレーニング
いつも突然、上級生から
「水谷〜、中島みゆき、唄えゃ〜」
「ウォス、水谷、唄います」
その唄は、あまりにも下手すぎて
「暗い曲、唄うなぁ」とヤジられる
「ウォス すみません」という 調子
下車の際、レギャラーの先輩から
水谷 〜 「よかったぞ〜」と
いつも、その言葉に救われ・・・
あの先輩のような 凛々しい男に
なってやると 拳を握っていました
どの先輩からの命令も
いじめとは、感じませんでした
球拾いを必死でする 先輩
下級生の面倒を見る 先輩
先輩の道具を磨く、先輩
あの当時は・・・
みんなで 甲子園を目指していた
それが 一丸となる 伝統にも思える
高校時代は、野球漬けでしたが
人前で唄う勇気と ・・・
こころざしを抱く青春時代でした
あの頃、「水谷〜 唄えゃ〜 」と
叫んでいた先輩には 感謝しています
お前は、根性がないと言われ
地下鉄でも唄いましたが・・・
よく可愛がってもらいました
そのおかげで・・・
フォークギターも 好きになり
ミャンマーでも アカペラで
下手な「ファイト」を唄い・・・
自分を励ましていました
私は思うのですが・・・
心の炎を燃やすことは
むずかしいことではない
ただ、それを継続するには
心が伴う努力が必要になります
それぞれ、自分のパターンがあり
それを習慣付けることが 大切です
私のエネルギー充電 パターンは
ひとり大声で、唄うことです
「 水谷、唄います 」と叫び・・・
今でも高校時代のアカペラ気分です
それで、すべてをリセットし
もう一度、最初からスタートします
折角 ここまできて・・・
という状況でも 原点へ 戻します
人生の ロードマップを眺めていると
今、何が不足しているのか見えてきます
人生は、その繰り返しです
社会人となり、お金を稼ぐことは
結果がみえますから・・・
更に高い目標へ 意欲が湧くでしょう
しかし、人間は 誰しも
歯車が 狂い始める 時がきます
そこで、原因は自分にあると
考えれるか、どうかです
私が、本質を見失わない為に
努力することは・・・
私の関わる、すべての人々が
幸せを感じているか・・・
いつも、このフレーズから
気づきがあり、助けられますが
私自身も・・・
今を生きていて良かった
そう考えれるか、どうかです
人間は、どんなに成長しても
しあわせ感を見失わない為には
スタート時点に戻る勇気が大切です
社会人となりリーダーとなるには
自分で 抱く 信念が必要です
独立し 成長し 続けるには
誰の心にも届く・・・
貴方の生き方という 信条が必要です
起業し経営者となるには
自分の言葉で伝える 理念が必要です
あなたの夢が 実現できても
人間として 何が正しいか
それを問い続ける 努力が必要です
私はミャンマーの若者が
時代に遅れているとは思っていません
人間は、相手を思いやる心・・・
私は、それが 必要だと思っています
その小さな思いやりから・・・
信じ合える 繋がりが 生まれてきます
日本のビジネス社会も企業も進化し
生活も、人間も 豊かになる
素晴らしいことですが
その結果を勘違いしないことです
人間は、みんな平等であり
その原点から 人と接することです
世界中、言葉や思考は 異なりますが
みんな 同じ 人間です
そして 誰からも 学ぶ心を
育み続けることが、幸せの原点です
ミャンマーの 娘たちに
私の好きな 「ファイト」唄ったら
兄ヤン、暗い歌だねと言われた
私は・・・
まだ子供には、わからんだろう
と、小さな声で・・・抵抗した
ファイト ! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう・・・
それでも、いいじゃないか
ファイト ! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ・・・
noteの仲間へ 贈りたい
中島みゆき さま 唄「 ファイト! 」
あなたは 小さな声で
「ファイト!」を口ずさむ・・・
その小さな勇気が あれば 大丈夫です
2024年9月1日 熱唄月 水谷勝範