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出雲と石清水八幡宮に行った話

もしも珠数に興味を持って、これを読んでくれている方がいたら、
今回は珠数の話はないです、すみません。


出雲に行ってきました!

いつか行ってみたいと思っていた場所の一つ。

働き始めてから、たまに神奈川に住む母を連れて国内旅行をしていた。
その時に、いつか行きたいねぇ~と言いながら行けなかったのが、出雲。
だって遠い。

先週、仕事で広島に行くことになり、ついでに、ついでと言って良い距離か分からないけれど、出雲へ。正確には、「行った」というより「同行した」という感じ。それでも、行ってみたかった場所だから、もう高齢の母を連れて行くことはできないけれど、土産話はできる!とテンション高め。

道中も車の中からキョロキョロ。
私、こんなに出雲好きだったかな?
出雲に来たぁ~、海だぁ~、稲佐の浜~キレイ、えっ⁉あれっ?弁天島??
運転の邪魔をしてはいけないと思い、静かに驚く。こんな通過ポイントみたいにあるんだぁ~。
そして、通り過ぎる。
寄らないのね。
きっと本日の予定があるのだろう。

いざ、出雲大社へ!

平日に行ったので、人すくなめ、緑いっぱい。
「あっ!ヤマモモの木」
(やっぱり邪気祓いのためかな)
(この木だと、どのくらい珠数つくれそうかな…)
「タブノキ!」
(タブ粉の木だぁ~)
こういう場所に来ると、木ばかり見てしまう。
そして境内のあちらこちらに、石のウサギさん、かわいい。

誰かに松ぼっくりもらったのね

天候にも恵まれ、歩ていて気持ちが良かった。本当に気持ちが良かった。
神聖な場所だからなのかな。これがパワースポットなのかな。仕事柄に反して、そういう感覚を持ち合わせていない私。単に、観光客でいっぱいの京都から出てきたせいかもしれない。とにかく気持ちが良かった。

いよいよ銅鳥居をくぐり中へ。

あっ⁉注連縄だ!

案内人(←出雲の人ではない)に連れられ、注連縄の下で御挨拶。

案内人「意外と小さいって思ったやろ⁉」
わたし「??…えっ⁉これ、小さい方でしょ?なんか二つなかった?」
ふんわり言ってみる。
案内人「えっ?これやろ??」
わたし「・・・」

その後、案内人は前にも来ているからという理由で、私だけ御本殿に御挨拶。そそくさと出雲大社をあとに…
あれ、神楽殿じゃないし大注連縄じゃないと思う。

その後、鬼の舌震へ

スマホ落としそうでコワイ

↑↑たぶん案内人の目的は、こっち。
ちょっとしたハイキング気分で、こちらも楽しかった。平日だからなのかオフシーズンだからなのか、やはり人が少ない。
人工音のない澄んだ静けさが、久しぶりに感じた心地の良い感覚だった。

迫力が全く伝わらない、私の撮影技術よ…

平日の昼間に、とても贅沢な時間。会社の電話を転送しているはずなのに、スマホは全く鳴らない。たぶん電波立ってないなぁ~と思いながら確認もしなかった。とても良い一日を過ごさせていただきました。
連れて行ってくれた案内人に、本当に感謝です。

とはいえ、調べるよね。
ひとり京都に戻る新幹線の中で「やっぱり神楽殿じゃないっ‼」

真っ先に思い出したのが、徒然草の「仁和寺にある法師~」の話。
現代に古典と同じ事やっている…たしか些細な事にも案内人をつけろって話だったような。
案内人が間違っていたら意味がない。

そういえば、石清水八幡宮、行ったことない。

そうだ石清水八幡宮、行こう。

唐突に思い立って、今日、行ってみた。
天気が悪かったので、そんなに混んではいないだろうし、、、人混み苦手。

先に「仁和寺にある法師~」の話に出てくる高良神社を目指していたら、気づかずに通り過ぎて表参道まで来ていた。
戻ってケーブルに乗るべきか迷ったけれど、ホームページには20分程度と書いてあったし、毎日一万歩は歩くように意識しているから大丈夫!と思い、そのまま表参道へ。

ケーブルに乗るはずが表参道を歩くことに

階段、そして階段

ナメテタ。
確かに20分くらいだから、歩けなくはない。
私は、歩くペースが速い方だと思う。
普段と同じペースで歩くと、かなり息が切れる。
途中から、ゆっくり歩くことを意識して、山上到着。
今の時季の蒸し暑さも手伝って、参拝前に汗が止まらない。
ハンカチで汗を拭いてから、手水舎へ。
しっかり御本殿に御挨拶。

帰りは下りだから、と思い裏参道へ。
通り過ぎてしまった高良神社にも行きたいし。

裏参道・護国寺跡

ふと足を止めてみる。

裏参道の途中
やっぱり明治初めだね

下まで降りる。

高良神社

来た時、気づかずに通り過ぎてゴメンナサイ
出雲大社の境内にもあったタブノキ
お線香の材料になるタブ粉がとれる
仕事柄、身近な存在

おわりに

これも、ご縁かな。

一週間で、出雲~石清水八幡宮に行ったことになる。
出雲に行っていなかったら、石清水八幡宮にも行かなかったわけで。
大注連縄は見ていないけれど、せっかく出雲まで行ったのに…みたいなネガティブな気持ちは、全くない。本当に楽しかったのだと思う。
出雲が大好きになった。
必ず、また行こう。
弁天島も立ち止まって見たいし。
もう一度、あの初出雲のワクワクを味わえると思うと嬉しくなる。

そして、


行きたい場所には自分で行く!

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