お子さまランチを食べない息子についての、母のぼやき話
現在3歳の息子は、生後すぐから今に至るまで一貫して体型が大きい。母乳やミルクはよく飲んだし、離乳食もあまり苦労せず進んだ。
現在もよく食べ、保育園ではおかわりの常連。かつ、クラスで1,2を争う位、食べるスピードも早い。
が、それで彼の食に対して悩みがないかと言われるとそうでもない。
むしろ、母としては結構気を遣っている方だと思っている。
前提:息子が食べない食べ物一覧
揚げ物(唐揚げ、ポテト、ドーナツ、揚げパンなど)
肉を塊の形で食べる料理(ハンバーグ、肉団子、ローストチキンなど)
肉を焼いた料理(餃子、焼肉、焼き鳥など)
オーブン料理(グラタン、ピザなど)
ポタージュ系スープ
ゼリー、ジュレ
雑炊、おじや
粉もの料理(お好み焼き、肉まん、おやきなど)
パン全般(かにぱんなどの幼児向けパン、フレンチトースト、ハンバーガー、サンドイッチなど。ただし木村屋製の蒸しパンは好きらしい)
傾向としてはどうやら、衣や焼き目があるもの、形状が残っていないなど得体の知れないものが嫌いらしい。
ぼやき①「今日は疲れたから外食orレトルト」ができない
上記からお分かりの通り、息子はいかにも子どもが好きそうな、お子さまランチにありそうなメニュー全般を断固として食べない。
マックやファミレス、ピザのデリバリーなど論外だ。行けるとしたらサイゼリヤか、リンガーハットか…しかし、いずれも自宅の近所にはない(唯一、最寄駅前のチェーン店の牛丼は食べてくれると思うのだが、これは最後の切り札として取っておいている)。
つまり「今日は疲れたから外食にしよ♫」的発想がまるで使えない。
忙しい時に便利なレトルト食品にも落とし穴がある。
子どもは皆カレーが好きだろうと思っていたのに、彼はレトルトカレーを食べなかった。手作りカレーは食べるのに、だ。
彼の傾向から推察するに、具が細かい市販のレトルトカレーは、何が入っているのかわからず不審がって手をつけなかったものと思われた。
捨てるのも忍びないので、別日に水分を切った野菜スープの具をご飯の上に乗せて、その上からレトルトを掛けてカレーライスを出した。ここまでして彼はようやくレトルトカレーを口にしたが、結局1品多く品数を作ることになり、作り手としては手間が増えた。
つまり、こちらが時短やラクを求めていても、何かしらは手をかけないと、彼の食べられるものが何もないという事態が平気で発生するのだ。
そして料理を作るのは誰か。私だ。
ぼやき②体調不良時の食事はうどんと素麺の無限ローテ
雑炊やゼリーがダメな息子。かつ、前述の通り、得体の知れない食事は警戒心丸出しの息子。
体調不良でも純粋に彼が食べられそうなものを、と考えると、私の頭では柔らかく煮たうどんか素麺しかバリエーションが浮かばない。そしてそればかりになる。
先日息子が1週間発熱で体調を崩した際も、私はうどんと素麺しか作らなかった。最終的には、飽きた夫が自ら蕎麦を買ってきて食べていた。
ぼやき③毎日副菜が欠かせない
そんな息子が好んで食べる食事は、野菜が中心だ。ポテトサラダ、切干大根の煮物、きんぴら、小松菜の煮浸しなど。(塩味は薄くするが)漬物も好きだ。先日は貰い物のいぶりがっこを「美味しい」とコメントし、親を困惑させた。
つまり、総じて好みが渋い。
メイン料理も前述の通り「お肉どーん」が好きではないので、豚バラ大根や肉野菜炒め、夏は冷しゃぶなど、薄切り肉を使った料理が多くなる。
栄養面では申し分ないが、作る方としてはそれなりに時間や手間がかかる。
そのため、メイン料理は毎日パパッと作るにしても、毎週末の常備菜作り置きは欠かせない。
ぼやき④出せる食事が日に日になくなる
こんな調子なので、週始めは食卓のラインナップがそこそこ賑わっていても、それらが食べ尽くされる週の後半となれば品数は減る一方。食べるゆえの贅沢な悩みということは承知の上だが。
例として、息子の週の前半の朝ごはんの献立がこちら。
ご飯
ご飯のお供(常備菜、納豆、鮭フレークなど)1品
前日の夕飯用に多めに作っておいた、スープや味噌汁の残り
フルーツにヨーグルトを掛けたもの
おかわりを求められたら干し芋や魚肉ソーセージ、チーズなど
正直言って、私より遥かに食べていると思う。
このラインナップが週の後半になると、常備菜や納豆がなくなり、ヨーグルトがなくなり、果物がなくなって代わりに最初から魚肉ソーセージが登場したりする。
バリエーションが増えないまま、食材のやりくりを余儀なくされているのが日常だ。
ちなみに長らく朝食には毎日パンを出していたが(その方が私の準備がラクだったからだ)、飽きてしまったらしく今は全く食べない。その時の反省から、朝ごはんの固定化は避けた方が良いということはわかってはいるのだが、現状は中々…といったところだ。
でもきっと、どこかのタイミングで食べるようになるはず
…とはいえ、だ。
極端な偏食や食事拒否等、他の保護者から相談されたことのある深刻な悩みに比べれば、ここでお話した私の悩みのようなぼやきの数々は、きっとお粗末すぎる。
それゆえ普段あまり他人に言うこともできないので、ここでひっそりと吐き出させてもらった。
我が家のように食べ過ぎても悩むし、食べなくても勿論悩む。つくづく、子育ては難しい。
食べられないものが多少あっても、他に食べるものがある。今無理して食べさせなくても、どこかのタイミングで食べるようになるはず。
そう思いつつ、今日も私はご飯の支度を始めるのだ。
次の週末は、恐らく彼は食べないだろうけど、自分が食べたいので久しぶりに鶏の唐揚げを揚げる予定。もし、彼が食べたらラッキーということで。
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