影おくり

こもれびのように揺れる影
あるいは影絵にも見える
あれは 心の陰影だ
はるか遠くに 太陽の如
まなざせば 眼を灼く光源があり
破れかけた心を
幾重にも透過する
光も影も 美しくても
射られて 見てはいられない
目を瞑る 目を瞑る 目を瞑る
まなうらの残像を追いかける

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?