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もし新幹線の車内が広告まみれだったらと思うとヤダね

あーあ。あんだけ『しばらく行かなくていいや』って思ってた東京にまた来てしまっている。ほんの2ヶ月前行ったばっかりだというのに(今回はミスチルのライブです)。年2で東京行くの生まれて初めてかも。

今回のライブは有明の会場なので、定宿にしていた赤坂近辺から抜け出しお台場のホテルを押さえた。東京湾岸はやっぱり無駄にだだっ広くてスケールがデカい。街を歩いていても多分人は要るんだろうけど歩道も車道もバカデカ過ぎてスカスカに見える。

なんか期待していたほど見所はないなぁと思い、結局特に観光スポットをめぐるでもなく他の場所に出発してしまった。あ、でも海岸から見るレインボーブリッジと東京の景色はスゲー綺麗でしたよ。


それにしても、新幹線は妙にくつろげる。
すっごい落ち着く空間なんだよなぁ。

上下左右にGを感じてウッ!ってなったり、気圧の変化で耳キーンなる飛行機とは違い、さも実家の我が部屋のような感覚で足ピーンできるしシートでゴロンゴロンしたくなる。もちろん人の目が気になるので、ほどほどにリクライニングを倒して靴を脱ぐぐらい(それでもまあまあなくつろぎようではあるが)だけど。

個人的には新幹線がリラックスできる一番の理由は
「視覚的情報が限られている」ところだと思うんですよ。

例えばさ、地下鉄とかJRの電車を思い出してみてくださいよ。列に並んでギリギリで席に座れて、安心したと思ったらたら左右を眺めても上を眺めてもどこを見ても車内広告ばっかり。色んな文字が僕らに何かを訴えかけてくるでしょ。あれ地味に疲れるんすよね〜。「脱毛」「投資」「不動産」とか、とにかく僕らに何かを買わせようとかしてくるじゃん。

あー嫌だ。
会社に行く時の嫌な気分が蘇る。
何ならこうして文字にするだけで嫌になる。

しかし新幹線はすごい。新幹線にあるのは、車両の入り口の左右に付けられた広告と、電光掲示板に流れる文字広告だけ。そうそうそう、この目の疲れなさがいいんだよなぁ〜。極端に情報を削ってるから外を眺めてぼーっとしたりするのに最適だし目があちこち行かないし頭が落ち着く。

考えてもみなさいって。もしあの車内にびっしり広告が仕込まれてて、電光掲示板はデジタルサイネージになって動画とかCMが流れ出したりしたら、それこそ興醒めよ。やっぱ旅行とか遠出している時ぐらいそういう日常的な広告を見せられたりすんのは嫌よね。

あと普通に新幹線の中で広告見れない。
酔うわ。頼むからこれ以上増やすのはやめてくれ。


そんなことを書いている時、東海道新幹線にこの度個室座席ができるかも知れないとのニュースを見つけた。これは早いこと実現してもらいたい。できれば椅子がフルリクライニングしてくれるとなおいい。地元の九州方面まで走ってくれたらさらにいい(帰省に使えるし)。でも寝過ごしたら下手し鹿児島方面までぶっ飛ばされるからそれだけ勘弁してほしい。

でもワンチャン乗り過ごしてもいいからずーっと乗っていたい。運賃が高い高いとぼやきつつもやっぱり乗りたくなる。ああ、私を夢中にさせる魅惑の新幹線よ。



おしまい。



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