爆速オンボしたい転職PRパーソンが最初の1ヶ月でやってよかったこと
実名口コミグルメサービスRettyでPRとして働き始めて1ヶ月が経ちました。時の流れが早すぎて怖いけど、おかげさまで楽しく忙しく美味しく過ごしています。
PRとして働くのは医師人材紹介会社→note→Rettyと3社目で、合計5年。業種や会社規模、そしてその会社におけるPRのスタンスによって、思考も施策もアウトプットも目まぐるしく変わってきた気がします。
つまり、最初の1歩目から方向をミスったらちょっともったいない。ただでさえ、風呂敷を広げたら収拾つかなくなるくらい業務領域が際限ないPRの仕事ですから、優先順位もちゃんとおさえておきたい。
そのためには、まずは会社や働く人を知って、対話して、こんな動き方どうかなーと探ってみる。そんな入社1ヶ月でやってよかったことと、転職先のRettyにあってよかった施策やカルチャーをまとめました。
これから新しい環境に飛び込む人
受け入れ側のオンボ施策を考える人
そんな方々に読んでいただけたら、もしかしたら一例として1mmほどの参考にはなるかもしれません。
(↓前職の入社1ヶ月でやったこととはまた全然違うな……)
\6月20日 みずのさんとスペースしました🎙/
入社1ヶ月でやってよかったこと
入社前の妄想SWOT分析
今回は選考前から、いろんなポジションの人とカジュアル面談をさせてもらったので、現状や課題、これからやっていきたいことなどを聞いていました。そこに、過去の取材記事を読んで得た情報をプラスして、SWOTで整理。それをもとに、今PRとしてやりたいことは何かをまとめておきました。
外部の人間として得られる情報は限りがあるので、そのまま入社後実行しようというほどのものではなく、入社前の頭の体操的なスタンスです。寝そべった状態で起き上がってから走り出すより、クラウチングの姿勢は取れていた方がいい。
オンボスケジュールを勝手に組む
もちろん会社で用意されている研修などはあるのですが、自分がいつどんな状態になっていたいかって、自分の理想が反映された方がよっしゃって気持ちになる。1週間後、2週間後、1ヶ月後なんて超ざっくりで組んだだけですが、指針があるだけで背筋がしゃんとしました。
メディア向けFAQづくり
入社直後って、いわゆる「何がわからないのかがわからない」状態です。この状態を解決するためには、自分がわからないことを知ること。そこで、割と序盤からメディアさん向けのFAQをつくることにしました。
まず、自分がメディアだったら、はじめてRettyというサービスを知って何を聞きたいと思うか、質問項目をだーっと並べます。そして、社内外の情報を調べて、埋められるところを埋めます。次に、わからないところを各部門の担当者に聞いて埋めます。最後に同じチームの人に、内容がPR的に問題ないか確認してフィニッシュ。
これのいいところは、メディア側の視点になることで、自分がわからないのがどこなのかを知れること。そして何より、このFAQシートがチームや会社の資産になることです。
まずはひとつ会社の資産をつくる
メディアさん向けFAQの話でも「資産」と言いましたが、やっぱりインプットばかりしていると「役に立ってないなぁ」と自分自身不安になります。小さくていいから、何かひとつでも早めに社内に見える資産をつくれたら心も健康です。
私が最初につくったのはPRのガントチャートや企画をつくるための各種フォーマットでしたが、これはひとり広報の場合、社内に見える資産とは言いにくい……。少し貢献し始められたかなと思ったのが、PRカレンダーをGoogleカレンダーで運用し始めたことです。
RettyのメンバーはTech Blogやnoteをめちゃくちゃ更新してくれていたり、イベントにも把握が大変なほどたくさん登壇してくれています。その活発な動きを社内外に120%伝えたい!と思い、みんなが見れる、更新できる場所にPRカレンダーをつくりました。
始めたばかりなので、やりづらいところは改善しつつですが、まずは動けたのでヨシです。
転職先にあってよかった施策やカルチャー
テレフォンショッキング1on1
Rettyに入社して最初に思ったことは、社内の人間関係をつくりやすくするための計らいが多いなということ。些細なことですが、「あの人が教えてくれるんじゃない?」じゃなくて、「あの人が知ってるはずなので一緒に聞いてみましょう」という感覚。私はそれなりのサバンナで育ってきたので、「突撃しますっ!」と単独で乗り込みがちなのですが、温かくて嬉しく思っています。
この計らいをもっとも象徴しているのが「テレフォンショッキング1on1」。他部署の人とも気軽に交流できるように、数珠つなぎでメンバーを紹介してくれて、30分ずつの1on1をセットしてくれるという企画です。プロダクト、エンジニア、セールスなど……いろんな人とフワッとしたアジェンダでお話しさせてもらっています。
好きな食べ物から始まるコミュニケーション
Rettyはやっぱり食が好きな人ばかり!「テレフォンショッキング1on1」でも好きな食べ物は?好きな飲食店は?から始まること、多々ありです。共通の話題がある安心感よ。
そこから発展してランチや飲みに発展することも多く、相手のパーソナルな部分を知ることって関係を深めるのにいい影響があるなとあらためて。大好きな街、学芸・都立大学や戸越銀座に出会ったばかりの仲間と行けるのがシンプルに嬉しい。
食体験を大切にする会社のカルチャーはもちろん、外に飲みに行けるようになってきている今の状況にも本当に感謝です。
メンバーの発信活動
noteで働いていたときも「みんな発信しようぜ」と言ってきましたが、新入社員のオンボーディングにとっても非常に心強いのが、メンバーの発信活動です。
大きい粒度の情報は公式やプレスリリース、取材記事でインプットして、細かい施策ベースの情報はメンバー一人ひとりが発信した登壇資料やTech Blog、noteを読んでインプットしています。
PR担当として転職直後にハードルになるのが、メディアさんにこんな企画どうですか!と提案したいのに、あんまり細かいことはまだわからんのですわとなってしまうこと。でも、メンバーの発信があれば、それを土台に追加でヒアリングして、情報を補完しやすいです。
Product Weekend/Tech Weekend
メンバーの発信に近しいところですが、社内での知見共有も活発なRetty。毎週金曜日にProduct Weekendというプロダクトに関する知見共有の場と、Tech Weekendという開発に関する知見共有の場を交互に設けています。
ここもまた、新入社員にとってはありがたい情報の宝庫です。入社直後に、「広報してほしい題材もあるのでぜひ参加してください」と声をかけてくださったときは、嬉しかったなぁ。
Rettyでやりたいこと
コーヒー豆の焙煎も始めたし、もともと外食は大好きだし。最初にRettyにお声がけいただいたとき話を聞きたいなと思ったのは、それくらいのきっかけでした。でも、話を聞くうちに、PRとしてできることがたくさんあるのでは?とワクワクしていって……入社を決めるのに時間はかかりませんでした。
この2年ほどの間に大好きなお店がなくなってしまった経験をした人は少なくないと思います。いつか行こうと思っていたお店が、いつの間にかなくなっていたこともあるでしょう。
私は、少しずつ外に出られるようになってきた今こそ、お店を応援するための消費行動をしたいなと思っています。そして「応援したいお店」「好きなお店」って人それぞれだから、自分に合ったお店に出会いたい。
Rettyにはポジティブなオススメの気持ちがたくさん投稿されているし、食に詳しいユーザーさんが集まっているので、応援したいお店や自分の好みに合ったお店を見つけやすいと思います。そんな体験をしてもらうためのPRを、これからやっていきたいです。
つらつら書いてきましたが、RettyのPRとして走り始めたばかりです。まだ何にもできていません。あんまり偉そうなこと言うと自分の首を絞めそうなので、そろそろ筆を置かせていただきます。