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覚悟について と 山田かまち

姉が面白かったと送ってくれた本
なんとも爽やかな読後感

親になるには向き不向きがあると思うと同時に
子であることにも向き不向きがあるのではないか
とふと思った

そして向き不向きを越えるものがあるとするならば
覚悟する
ということではないだろうか

人間関係に限ったことでなく

人ひとり
覚悟なしでは

不安が増し
責任を持たず
決断できないだろう

覚悟にはきっと
それまでの自分を越えさせる力がある

そんなことを思った一冊
内容はとっても分かりやすく読みやすくいいお話だった


山田 かまち

エネルギー
エネルギー
エネルギー

青年期の希望や不安や悩み苦しみ葛藤
身体中に蠢くエネルギーの放出が、言葉に絵に、目に見えるカタチになっている

17歳でエレキギター練習中に感電死したという天才

同年代ということもあるかもしれない
尾崎豊や甲本ヒロトに通じるエネルギーを感じる
小学生の頃は氷室京介とよく遊んだ仲だったとか

編者の文章にある
文化とは送り手と受け手の合作
という言葉

確かに、何かをせっせと生み出したところで
受け手がいなければそれは宙に浮いたままの
単なるいち創造物にすぎないのだろう

どんな文化も、それを求めている受け手がいて、そのリアクションと共に作られていくのだろう

山田かまちの作品は、死後灰と化すところを一人の画商の手により日の目を浴びる事となったそうだ

埋もれたままの作品
発見される作品

その違いは何なのだろうか

作者の、作品の持つ力なのだろうか

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