筒井康隆『笑うな』読了
くだらない! 馬鹿じゃないのか?! 呆れ果てる。でも面白い。「笑うな」と言われても、それはちょっと無理な話たちだ。
ナンセンスあり、ブラックあり、皮肉あり、中にはロマンチックありと、幅広く楽しめるように工夫されている。
中には意味不明なものもあるが、それでも面白いのは流石としか言いようがない。
ショートショートと言えば星新一、阿刀田高が代表的だが、筒井康隆のショートショートもなかなか素晴らしい。
軽く読めるので電車内の読書向きか。声を出して笑ってしまったら、筒井康隆の本を読んでいることをまわりに告げればいい。それでみんな納得するはず。