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ロバート・A・ハイライン『月は無慈悲な夜の女王』読了

著者の作品は『夏への扉』に続き、2冊目。
月世界が地球から自由を求めて戦う。それまでの月での革命分子(特に教授)が描く計画の詳細さが素晴らしい。革命成功の立役者はマイクを別とすれば、教授となるだろう。主人公のマヌエルの指揮官ぶりも最初に比べれば、だいぶ板についてきた。しかし、相手は強大な地球軍。さて、月は地球から独立できるのか?

小説の中のに、現在の日本を暗示しているセリフがあった。「管理された民主主義というものはすばらしいものなんだよ。・・・管理者たちにとってはな」
これはマイナンバーカードによる国民管理を思わせる。
日本だけではない。世界中の管理者が大衆を管理する(洗脳もそのひとつ)ことに力を入れている。オーウェルの『一九八四年』よりも恐ろしい時代がやってくるかも。

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