バイト先で学ぶ”笑顔を届ける”とは
私は、覚えるのが苦手だ。それを強く実感しているのは、勤めているバイト先でよくある。ミスをするとその場では改善したいとメモをするが、いざとなると、同じミスを2度3度繰り返すことがある。
正直やばい。それを自覚しているが、なぜやばいのか、そしてなぜ同じミスを繰り返してしまうのか。それはミスに対して、自分自身と向き合っていないのが原因だったと思う。これまで覚えるのが苦手で、同じミスを繰り返す私に、昨日はその事故が起こった。
メニューのレシピ間違いだ。
私のバイト先は飲食・サービス業なのだが、レシピ間違いとなるとお客様の命に関わる。なので間違いは絶対に許されない仕事だ。これには前々から口酸っぱく指導されてきたことで、ちゃんと意識的にしている。
しかし一番怖いのは、無意識でレシピのミスを起こしてしまった時だ。お店の看板を背負って立っている以上、働いてるお店のことを知っておかなくちゃいけない。
たとえば自分がお客さんだった場合に、メニューの質問やお店の疑問について質問をする。そこで、無知で何も答えられない店員がいたらどうなるだろうか。そのとき質問したお客さんは不安な気持ちになるだろうし、ここにお金を落としたいという気持ちはなくなると思う。
これは私が思ったことではなく、昨日バイト先の店長に教えられたことだった。
「みずき君は、何のためにここのお店に立っている?」
私は「お客様に笑顔を届け、笑顔で帰ってもらいたい」と言った。これを言ったあと私は、店長との会話で笑顔を届けることの大切さを切り離していることに気づいた。
接客では笑顔を届けるけれど、そのあとに望んでいた商品と違ったものを届けられたら、その笑顔はどうなると思う?
私は、接客だけに笑顔をフォーカスしていた。そしてありがとうと言っていた。
笑顔の接客もすごくいいことだよ。でも、お客様に不安を与えないことも笑顔の一つだということを忘れないで。
メニューのレシピを間違い、申し訳ないですという。その時間がお客様の不安要素になってしまうこと。そして飲食・サービス業の笑顔とは、接客から提供までが全てだということに気づかされ、痛感させられた。
お店に立つ以上、メニューなどのレシピは覚えないといけない以前に、従業員として立つためのスタートラインだと教えられた。
お客様に”笑顔を届ける”ことに必要なこと、改めて考えていこうと思う。正直今回のご指摘を受けたときは泣きそうだった。自分がどれほど無知で情けないか、そして申し訳ないことをこれまでしてきたか。
助けられてばかりで"ありがとう"しか言っていない。それが続いてはただの一方的になってしまう。
仲間に助けてもらって、なぜ助けてもらったのか考え、次こそは自分一人でできるようにするための改善策も考えなきゃいけないよ。
色んな意味できつかったけれど、私のために大切な時間を割いてくれてアドバイスをくださった店長と仲間の方に感謝しかない。ありがとうございます。
改めて、”笑顔を届ける”ために必要なことを知れた日だった。
明日も、切り替えて自分自身が笑顔で頑張ります!!
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