そこそこの年齢になってきたけど何をしたらいいの?
こんにちは,HARuです。今日は「ミドルリーダー(中堅)と呼ばれる人たちの役割について」というお話。
私自身正式に採用されてから11年。
講師も含めると14年。教育に関わってきました。
多くの方もあるあるだと思いますが,心はまだまだ若いつもりですが
いつの間にか年齢だけでいうと「ミドルリーダー(中堅)」と呼ばれる歳になっていました。
そこで,今回は組織における「ミドルリーダー(中堅)」の役割について考えていこうと思います。
では,いってみましょう!
若手を育てる
今まではずっと先輩の言うことを聞いていればそれで済んでいました。
しかし,そろそろ自分が若手を育てる立場になっています。
とはいえ,本人にはその自覚はありません。(私自身もまだまだ若手のつもりでした💦)
先日,外部の方とお話した際に,
「おいくつですか?」
と聞かれ,年齢を答えたところ
「あ,そんなに。お若く見えたので」
と言っていただきました。
つまり,年齢だけ聞けば,もう若く無いんだなと。
あまり嬉しくない話ですが実感しました苦笑😅
となると,そろそろ後輩を育てていかなければいけない時期になっているということです。
若手を育てるといっても,何をしたらいいかわからない。
多くはそんなお悩みをお持ちだと思います。
簡単な話です。
あなたは特に何もしなくていい
のです。
逆の立場で考えてみてください。
あなたが若手だった頃,手取り足取り,全てのことに指示を出してくれる先輩。
いませんでしたか?
もちろん,最初はそれがとてもありがく感じます。
ただ,時間が経つにつれ「自分でやらせてくれよ…」と思いませんでしたか?
そうなのです。あまりにも手厚い支援は徐々にうっとおしく感じるようになってしまうのです。
もちろん,教えてくれている先輩に悪気が無いだけに,こちらから断ることもしづらい。
となると,先輩となったあなたがすることは
後輩から声をかけられたら仕事を手伝う
ということで十分なのです。
もちろん,声をかけ辛そうにしている後輩がいれば,こちらからの声かけも必要ですが,基本的には「待ち」の姿勢くらいで十分です。
教師は基本的に教えるのが好きな人たちです。
だからこそ,後輩にもつい色々なことを教えたくなりがちですが
そこをグッと堪えて,彼らから声が掛かるのを待ちましょう。
後輩たちはあなたが思っているよりもあなたのことを見ています。
あなたの助けが必要であれば声がかかります。ですので,気持ちとしては
少し放置するくらいの気持ちでいて,程よい距離感になるはずです。
先輩に対して
ミドルリーダー(中堅)の特権は,先輩にも気軽に声をかけられることです。
年齢が上も下も10歳程度であれば比較的気軽に声をかけられるのでは無いでしょうか。(もちろん,相手やあなたのキャラクターにもよるでしょうけれど)
そこで,あなたが先輩にすべきことは
先輩をアップデートする
ということです。
特に授業スタイルに関してです。
先輩方は基本的にご自身の授業スタイルをお持ちです。
例えば
今回のようにICT機器が入っても
チョーク&トークに自信があるので,積極的に活用しない方もいらっしゃいます
そのような方々の授業観を少しずつアップデートできるのも
ミドルリーダーならではの役割です。
ただし,これには注意が必要です。
絶対にしてはいけないのは
先輩の授業を否定すること
です。
はっきり言えば,私たちミドルリーダーのICTを活用した授業よりも
ICTを活用しないベテランの先輩方の授業の方が分かりやすく,楽しい
などということは大いにあり得ます。
ですので,ここでも大切なことは
待つこと
です。
教員の多くは真面目な方です。
ICTが導入されれば活用しなければ,活用したいと思っていらっしゃいます。
しかし,それを活用するためには
大きな労力が伴います。
先輩方には,その労力を捻出する時間や気力が不足している場合があるのです。
それは別に悪いことだとは思いません。
ご自身を客観的に分析し,まだ自分には難しいという判断をすることができる。
そんな姿勢に尊敬の念を覚えます。
実際,全国的に休校になった際,先輩方からICTを使った授業ついてご相談を受けました。
こんな時がチャンス
です!
子どもたちの学習も同じですが,やる気がない時や意欲が低い時にいくら学んでもらおうとしても難しいものです。
しかし,相手が学ぼうとしている時の意欲はとても高く
知識の吸収率も良くなります。
このようなチャンスに少しずつ先輩方の授業観を変えていっていただくのです。
実際に使ってみて,子どもたちの反応が以前よりも良くなれば,
先輩の先生方はICTを導入してみようと思ってくださいます。
私個人の感覚としては
ICTの使い方を覚えたベテランの先生の授業は下手にICTだけを活用している先生の授業よりも面白い
のです。
なぜなら,授業のポイントを理解していらっしゃるからだと思います。
ここでICTを使えばより効果的だというベストタイミングを知っている
これが若手とベテランの方の違いです。
つまり,ベテランの先生がICTを使えるようになれば,まさに鬼に金棒状態になるのです。
ミドルリーダーの役割
ミドルリーダー(中堅)の大きな役割は
世代間ギャップを埋めること
だと思っています。
まだ若手の感覚も理解でき,ベテランの先輩方の感覚もなんとなく分かる
ジェネレーションギャップを引き起こす前の世代。
それが私たちミドルリーダーです。
まだ両方の感覚を理解できるうちに,両者の間を繋ぐことがミドルリーダーとして求められる最大の役割なのではないかと思います。
そして職員間の潤滑油として活動する人が増えれば増えるほど,職員間の人間関係が良くなり,楽しく仕事をすることができるようになるのではないでしょうか。
若手の感覚が理解できる間は,組織の潤滑油の役割を担っていければと思っています。(ちなみに,中学生とはそろそろジェネレーションギャップの限界を感じています😅)
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