関係性と、研磨するということ

こんにちは。
今日は、私の好きな三浦しをん先生の本です。

とてもいい。

三浦しをん先生のエッセイが、特に好きです。あけっぴろげで清々しいです。
また、三浦しをん先生はBLとまではいかないものの、男性同士の関係性のある話をよく書かれていて、雰囲気がとても好きです。

「仏果を得ず」は、文楽の話です。私は全く文楽に興味がないので、中で語られる演目がどのように舞台で観られるのかはわかりませんが、想像で補っています。しかし、登場人物たちが自分の芸事に向き合って、その才能を研磨している様子がとても読んでいて心地よいです。
健と兎一郎の関係性も、すごくいいです。最初はとっつきづらかった兎一郎も、健の芸事に向き合う姿勢を見て、心を開いていきます。
ラストシーン、嬉しかったです。

私もこのように、男性同士の関係性の話を書きたいです。徐々に進めていこうと思います。

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