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“発達障害の子もPCITで変わる”〜PCITから学ぶ子育てより〜①

自分では手に取らない本ですが、尊敬する方からのオススメで出会うことができました。
自分自身の子育ては、自然育児に近く、どちらかというと強めに自立を求めていて、今思うと彼らのことをよく理解できていなかったと思います。

読み進めていっても、この本に書かれてあることに否定的だったりもします。〈命令〉〈言うことを聞く練習〉という言葉には違和感を感じて、自分の信念との葛藤もありました。

でも、親子の関係性が上手くいかなくなってしまうと誰も幸せにならないのです。
だったら、少しコツを覚えることで明るい未来になるかもしれないのです。

この本は、子育てに困っている方にオススメです。以下、ポイントをまとめてみました。

◎仲良くなるとしつけが楽になる、上手くいく

手順です。

①1日5分「特別な時間」で子どもファーストで遊ぶ
②親リードでしつけの段階に入る
③親は効果的な命令の出し方を学ぶ
④親子でしつけの手順を学び、子どもは言うことを聞くようになる

なんだか、とても冷たい感じがします…。
説明をすると

①は『子ども指向相互交流』
ここでアタッチメント(安全地帯)の築き直しをします。
同時に親の(よい)行動を模倣して学びます。(『社会的学習理論』)
この状態で、②の段階に入ると【しつけ(指示が通りやすい)】ができるようになるのです。

親も〈できる!〉を感じ、子どもも〈できる!〉を感じられる状態。
つまり【自己効力感】
“自分の行動を自分でコントロールし、予想通りの結果を出せると信じる力”
を感じられるのです。

◎「ほめる」を科学的に考える


子どもがある行動をするとほめられる

うれしくなる

その行動が増える

「具体的にほめる」と「持ち上げる」「おだてる」は違います。

例)「すごいね!」ではなく
「とっても、きれいに、お片付けができて、素敵だね!」

と具体的に伝えることが大切です。

子どもは大人に比べて学習理論に近いところでものごとを学んでいくのです。
思春期以降の心理療法は、特に認知への取り組みが重要だといわれます。

次回は、実践編としてまとめてみたいと思います。
お楽しみに♪


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