【小説】奔波の先に~井上馨と伊藤博文~ 特別編 山口に行ってきました(その3)
さて、二日目は山口市を堪能します。
菜香亭
まずはじめに行ったのが、菜香亭でした。
井上馨が名付けたと言われる料亭を復元した建物です。ここには、沢山の名士が額を揮毫しています。その中には、もちろん井上馨もありますし、伊藤博文、三条実美といった、明治維新で活躍した人たちや安倍晋三氏のもありました。
行った時は、山田顕義の資料を展示していました。この人も湯田温泉にゆかりの深い人ですね。
十朋亭維新館
つぎに行ったのが、十朋亭です。
藩庁など、山口に来た藩士の宿舎として使われたところです。井上馨と伊藤博文が、イギリスから帰国して攘夷を止めようと、山口に来た時に泊まったところでもあります。
写真では切れちゃってますが、山県有朋の資料を展示していました。
瑠璃光寺五重塔
ここに来るのが一番のメインでしょう。五重塔の内部が見られる特別拝観が行われるのを、いろいろな方の情報で知りました。すぐ下で見る塔はなかなかの迫力です。そして非公開の仏像も見ることができました
毛利家墓所
瑠璃光寺には毛利家の墓所もあります。
敬親公、元徳公、元昭公にご挨拶してきました
井上馨の分霊墓
そして、すぐ近くの洞春寺には井上馨のお墓もあります。
奥の方で、案内看板もないので、迷いそうになりましたが、どうにかたどり着けました。
そして、勝手な文章を書き散らしていることのお詫びをしてきました。
となりには杉孫七郎の杉家のお墓もありました。
井上馨と杉孫七郎は親友ですから、きっと楽しく過ごされているのでしょう。
維新百年記念公園 維新みらいふスタジアム
一番のメインはこれ!
J2リーグの最終戦ということで、千葉からも多くのサポーターが遠征してきていました。歴史とスポーツを使ってもっと楽しめるイベントになってもいいのになぁと思っています。
井上公園
試合の後は湯田温泉に
湯田温泉といえば井上馨ということで、井上家の屋敷跡にできた公園にやってきました。ここには八月十八日の政変で山口に落ちてきた、三条実美が滞在したところでもあります。
それにしても、この足湯めちゃめちゃ熱くて、ほとんど足をつけることができませんでした。井上馨が根性を試しているのでしょうかね
新山口駅前 長州ファイブ顕彰碑
帰る最終日、まず新山口駅前にある顕彰碑を見に来ました。
焼野海岸
瀬戸内側を車で走って、ここまで来ました。
関門海峡の船や対岸の九州も見られる絶景ポイントです
旧本山炭鉱跡
ちょっと不思議な場所に来ました。
住宅地の中にとなってしまった炭鉱の跡です。木戸さんの本だったと思うのですが、下関の近くで石炭が取れる場所があると読んだ記憶があったので、興味があったのですが、ここで良かったのでしょうか。