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真壁くんに壁ドンされたかった(「ときめきトゥナイト」の話)
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単刀直入に言おう、私は「ときめきトゥナイト」の真壁くんが好きだ。
知らない方のために簡単に説明すると、「ときめきトゥナイト」とは1980年代~90年代に漫画雑誌「りぼん」で連載されていた、壮大なファンタジー恋愛漫画である。
作者は池野恋先生。
第1部から第3部まであり、「真壁くん」こと真壁俊は、第1部の主人公である江藤蘭世が思いを寄せる相手だ。
私が真壁くんと出会ったのは小学生の頃。
近所の古本屋さんで、漫画全巻(30巻+星のゆくえ)がセット売りされており、祖父からもらったお小遣いで大人買いをしたのがきっかけだった。
ストーリーの面白さと、絵の美しさ、そして真壁くんのカッコよさに私は夢中になった。
「こんなに素敵な人がいるんだ…!!(実際はいないけど)」と、小学生ながらにキュンキュンしたことを今でも覚えている。
それから数十年が経ち、漫画(全30巻)は実家にあるが、私はいつでも読めるように手元に置いておきたくて、文庫版(全16巻)を買った。
(これが正真正銘の大人買いだッッ!!これでいつでも真壁くんを拝めるぞ!)
大人になってから読んでも、やっぱり「ときめきトゥナイト」は面白くて、相変わらず真壁くんはカッコよかった。
あれで高校生とか信じられない。
文庫本を買ってから、私は真壁くん見たさに、たまに「ときめきトゥナイト」を読み返している。
(ちなみに、「ときめきトゥナイト」展に行った際に、「毎日真壁くん」という日めくりカレンダーも買ったが、そっちは恐れ多くてまだ開封していない…観賞用と保存用で2個買っておけば良かった、ちきしょうっ!)
私がこれほどまでにドハマりしている真壁くんとは、いったいどんな人物なのか。
ネタバレしないように真壁くんの魅力を語るのは難しいが、ひとことで言うと、真壁くんは完璧である。
かっこよくて、優しくて、頼もしくて、誠実で…ちょっと照れ屋さんなところもあるけど、そんなとこもかわいい。
普段は口数少なめだけど、ここぞという時はちゃんと欲しい言葉をかけてくれるし、ピンチの時は必ず助けてくれる。
とにかく、理想という理想すべてを詰め込んだような、本当に完璧なキャラである。
彼こそ真のお…(これ以上、真壁くんについて語ると思いっきりネタバレしそうなので、とりあえず「真壁くん=完璧」ということだけでも覚えて帰ってください)
さて、そんな真壁くんの名シーンと言えば、壁ドン。
真壁くんの壁ドン見たさに何度ページを戻したか、ってくらい私はこのシーンが好き。(いや、他のシーンも好き!全部好き!!)
そこまでのストーリーも相まって、真壁くんの壁ドンシーンは最高にキマっていて、私は漫画を読むたびに「真壁くんに壁ドンされる世界線に生まれたかった」と思う。
もしも転生するなら蘭世(主人公)になりたい。
で、真壁くん沼にどっぷりハマり、「真壁くんに壁ドンされたい」願望を抱えていたある日、ふと隣に目をやると、そこには、何も知らずにのほほんと座っている夫の姿が。
私は思った、「真壁くんは無理だけど、幸運なことに、私には夫がいるじゃないか」と。
そうして私は、壁ドン願望を叶えるべく、夫を召還した。
私「ねえ、ちょっと来て」(壁際に立って、夫を引っ張る)
夫「え、なに…ちょ…あっ…」(バランスを崩した夫の手が壁に…)
≪≪壁ドーン!!!≫≫
私「…あ、違うわ、ありがとう」
夫「え…」
夫が真壁くんに適うはずもn…いや、壁ドンは漫画の中だからこそ成り立つのだと私は悟った。
壁ドンはされるものじゃない、見て楽しむものだ。
夫には申し訳ないことをしたが、おかげで私は二次元と三次元の境界線を見失わずに済んだ。
これからも三次元に影響を及ばさない程度に、二次元の世界で真壁くんを推し続けたいと思う。
久々に「壁ドン」という言葉を多用して、少し恥ずかしいを気持ちを抱えている私からは以上です!
よければ私と一緒に真壁くん沼にハマりましょう。
本編を読んで真壁くんにハマった方には、こちらもおすすめ。真壁くんの想いが分かって、もうっ…たまらんっ!!蘭世がうらやましいぜ!