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映画「ベルサイユのばら」を観て、すぐさま本屋に向かったワケ
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先日、久しぶりに1人で映画館に行き、劇場版「ベルサイユのばら」を観てきた。
原作漫画もアニメも宝塚も全く観たことがなく、私の中の「ベルばら」についての予備知識は、
・マリーアントワネットが出てくる
・オスカルが男装の麗人
・「オスカル!」「アンドレ!」(片手を伸ばして叫んでいるイメージ)
くらい。(間違っているかもしれない)
原作漫画が連載されていたのが50年ほど前らしいので、正直ちゃんと楽しめるのか、「ベルばら」の世界観にハマれるのかが心配だったが、結果、私は十分楽しめた。
いや、むしろ、どっぷりハマったと言ってもいい。
映画を観終わった私は、速攻で本屋さんに向かった。
原作漫画を買うために…
ではなく、フランス革命についての本を探しに!!
そう、私はフランス革命についてもっと知りたくなってしまったのだ。
革命前後の状況や他国との関係、「ベルばら」に出てくる人物たちの本当の姿など、実際の歴史をもっともっと勉強したくなった。
もちろん「ベルばら」の原作漫画を読めば、ある程度は理解できると思うが、そこにはフィクションが存在しているわけで。
私としては、一度ちゃんと歴史を知った上で原作漫画に触れたい、という思いがあった。
そんなわけで、私は映画を観終わった後、足早に本屋さんに向かったのである。
だが、久しぶりの本屋さん。
フランス革命について書かれた本が、どの棚に置いているのか分からない。
当たり前だが、本屋さんには信じられないくらいたくさんの本が置いてあるので、「これを買うぞ!」とある程度決めておかないと、探すのも見付けるのも一苦労。
私のように漠然と「フランス革命について知りたい」という気持ちだけで向かうと、どの棚を探すべきか、どの本を買うべきか、とんでもなく悩む羽目になるのだ。
結局、どうしていいか分からなくなった私は、書籍検索端末に「フランス革命」と打ち込み、リストの中で一番最初に目に付いた本を買うことにした。
そうして、私が手に入れたものがこちら。
何気なく買って帰った私は、家に帰ってびっくり!
この本、「ベルばら」の作者である池田理代子先生が書いたものじゃないか!!
なんたる偶然…いや「運命」というべきかっっ!!
普通に表紙を見たらすぐに分かることだが、私は図らずも原作者さんの本を買って帰ったことにひどく興奮した。
「棚からぼたもち」みたいな感覚。
分かっていて買うのと、知らずに買って後から気付くのとでは、わけが違うのだよ!!
そんな興奮も手伝ってか、この本は買って正解だったと言えよう。
フランス革命期に生きた女性たちについて、池田理代子先生が丁寧な文章で綴っている…それだけで満足。
人物ごとに章立てされているので、それぞれの章はそれほど長くなく、読書が苦手な私でもスラスラと楽しく読めた。
この本にフランス革命期の全ての事象が盛り込まれているわけではないが、当時の人々の考え方や女性たちが置かれていた状況を伺い知るには十分な内容だった。
気になる出来事や人物について調べながら本を読み進めたので、フランス革命の大枠くらいは理解できたような気がする。
もう原作漫画に進んでもいいかしら?
うずうずしている私が、また本屋さんに走るのは時間の問題である。
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