股関節のお話
いよいよ桜も満開ですね。陽気もいいし今日はのびのびと体を動かそう、とスタジオでヨガをしていると、股関節が柔らかい人が目に入って「羨ましいな~」という経験がある方も多いのではないでしょうか。
いろんなアーサナ(ポーズ)が心地よくできそうでいいなあ。。
最初に断っておきますが、定期的にヨガを行っている方なら股関節が硬すぎるということはあまりないでしょう。むしろ一般的には柔らかい部類に入るかも知れません。
180度開脚がブームになったこともありましたが、股関節の可動域としては120度開脚できたらもう十分なのです。
とはいえ股関節を柔らかくする方法はないものか…と思ってしまいますよね。
そもそも股関節はなぜ硬くなるのでしょうか。
股関節が硬くなる要因は主に以下の3つが考えられます。
1 筋肉が硬い
2 筋膜が硬い
3 骨格
筋肉と筋膜については筋肉強化やストレッチ、筋膜リリースなどで、ある程度の改善が期待できます。
股関節を動かすのに必要な筋肉はいくつかありますが、太ももの内側にある内転筋群もそのひとつです。
内転筋群は、足を閉じたり内旋させて、横に移動する役割があります。
この内転筋群がこり固まると、開脚などの動きがしづらくなるのです。
こり固まる原因としては長時間のデスクワークや運動不足、また運動のしすぎということも考えられます。
ということで、今日はこの、内転筋群のストレッチをひとつご紹介しますね。
ウトゥカコナーサナ(女神のポーズ)
①タダーサナ(山のポーズ)から、両足を大きく開き、足とつま先を外側に45度ほど開きます。両手は胸の前で合掌します。
②吐く息でひざを深く曲げ、ここで10呼吸ほどキープします。
③キープしている間、両足のかかとの内側外側、親指と小指の付け根の4点でしっかりと床を押し続けます。おへそを縦に伸ばすイメージで下腹部を引っ込め、尾骨を床へ向けます。上半身が前のめりにならないよう、上半身を骨盤の真上に置き、背中はまっすぐに伸ばします。
④ひざを伸ばして足幅を狭め、タダーサナに戻ります。
股関節が柔軟になると、血行がよくなる、代謝がアップする、むくみの改善、けがの防止につながる、などのメリットも期待できます。
女神のポーズ、コツコツ毎日続けてみてくださいね。
まずは一週間。確実にお体が変わってきますよ。
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